テイエムレンジャー（2010年生、母サインボード）

テイエムレンジャー（2010年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋遊撃隊員」。毛色は鹿毛。種牡馬のローエングリン（当時11歳）と交配したサインボードが18歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は木村牧場。戦績は、中央平地33戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は2014年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、木村牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、竹園正継によって955.5万円で落札された。

岩元市三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

7月15日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に敗れた。

9月1日、中3週で迎えた3戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、5着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したネオウィズダムに3/4馬身届かず2着に敗北した。

10月13日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

11月10日、中3週で迎えた6戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったアクションスターにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

12月22日、中2週で迎えた8戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3歳（2013年）

1月12日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

2月9日、中3週で迎えた10戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のデンコウリキに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月16日、連闘で迎えた11戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあすなろ賞（小倉芝2000m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

8月25日、約6か月半の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上500万下の鳥栖特別（小倉芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したデウスウルトを差し切れず、2馬身差の2着となった。

9月29日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（4戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

10月26日、中3週で迎えた15戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の小峰城特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、勝ったベリーフィールズにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

12月7日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（5戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4歳（2014年）

1月13日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に敗れた。

2月8日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（6戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のレッドキングダムを半馬身振り切って2勝目を手に入れた。

5月10日、約3か月の休養明けで迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の鴨川特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（7戦1勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

6月8日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下の鶴橋特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（8戦1勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

7月19日、中5週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下の足立山特別（小倉芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（6戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマトリックスコードを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月23日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下の青島特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（9戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

9月13日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（10戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、6着に終わった。

10月19日、中4週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下の遠刈田特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた27戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の二本松特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

5歳（2015年）

2月15日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、4歳以上500万下の脊振山特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

3月8日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた30戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（7戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

10月3日、約7か月の休養明けで迎えた31戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（11戦1勝）。18頭立ての18番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見せ場なく17着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた32戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ伸び切れず16着に終わった。

12月5日、中4週で迎えた33戦目は、3歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（8戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい16着に終わった。