ミスティックフレア（1990年生、母ファインテスコ）

ミスティックフレア（1990年3月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のダイナガリバー（当時7歳）と交配したファインテスコが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は武田修一。戦績は、中央平地19戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は1994年の5歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

坪正直厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

1月5日、デビュー戦は山田和広騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

1月16日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田和広騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったマチカネパンドラにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月6日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田和広騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

3月6日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田和広騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

4月4日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田和広騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では閃光の如き末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田和広騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったアグネスゼウスに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

5月9日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山田和広騎手（6戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神芝1400m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は8戦連続で山田和広騎手（7戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したムツノアイドルに半馬身届かず2着に敗北した。

6月5日、中1週で迎えた9戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のガッツガルに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月20日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた11戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定4歳500万下のなでしこ賞（京都芝1800m 外回り曇/不良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入った。

9月12日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の木古内特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

10月10日、中3週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた13戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4歳（1994年）

5月21日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は山田和広騎手（8戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

6月5日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田和広騎手（9戦0勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田和広騎手（10戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田和広騎手（11戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のタニノヒスイに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月23日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田和広騎手（12戦1勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず11着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の逢坂山特別（京都芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山田和広騎手（13戦1勝）。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったカットスルーにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。