メトロテンカイ（1985年生、母メトロテイノ）

メトロテンカイ（1985年3月21日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヒツタイトグローリー（当時12歳）と交配したメトロテイノが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は岡本昌市。戦績は、中央平地24戦1勝2着2回、中央障害27戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は1988年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

内藤繁春厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

1月31日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

2月20日、連闘で迎えた3戦目は、4歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

6月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神芝1200m 晴/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアイシュンビクトリにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

6月18日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、サンディースターに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月10日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（5戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のタカシャネルをアタマ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

7月23日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下の筑紫特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で熊沢重文騎手（6戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下の洞海特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で熊沢重文騎手（7戦1勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下の青島特別（小倉芝1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で熊沢重文騎手（8戦1勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

8月28日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で熊沢重文騎手（9戦1勝）。17頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（阪神芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は11戦連続で熊沢重文騎手（10戦1勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた12戦目は、溝橋秀吉騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の吹田特別（阪神芝1400m 雨/重）に出走。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた13戦目は、古小路重男騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。8着に終わった。

4歳（1989年）

1月14日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（11戦1勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

1月21日、連闘で迎えた15戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（12戦1勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は溝橋秀吉騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き9着に終わった。

2月11日、連闘で迎えた17戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（小倉芝1200m 晴/重）に出走。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

2月19日、連闘で迎えた18戦目は、出口隆義騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/重）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（中京ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（13戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では全く伸びず16着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上400万下の庄内川特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は溝橋秀吉騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に敗れた。

4月1日、中1週で迎えた21戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（14戦1勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。13着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた22戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（15戦1勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた23戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。20頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見所を作れず16着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上400万下（京都芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は溝橋秀吉騎手（3戦0勝）。18頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では見所を作れず18着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた25戦目は、小谷祐司騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に55kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小谷祐司騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月28日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（16戦1勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月4日、連闘で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（17戦1勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に55kgの軽斤量で出走。鞍上は小谷祐司騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上400万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（18戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（19戦1勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

5歳（1990年）

1月7日、中1週で迎えた32戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（20戦1勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた33戦目は、柿元嘉和騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

1月27日、連闘で迎えた34戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（21戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた35戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（22戦1勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月11日、中2週で迎えた36戦目は、藤原哲朗騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた37戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で藤原哲朗騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた38戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で藤原哲朗騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったメジロアニタから8馬身差の2着となった。

4月28日、中2週で迎えた39戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（23戦1勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に入った。

5月13日、中1週で迎えた40戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（24戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったタカラホーオーから1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月26日、中1週で迎えた41戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（25戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月19日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた42戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（26戦1勝）。5頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月25日、連闘で迎えた43戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（27戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた44戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は藤原哲朗騎手（3戦0勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた45戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（28戦1勝）。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

6歳（1991年）

2月3日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた46戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は溝橋秀吉騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

2月16日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた47戦目は、酒井浩騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた48戦目は、障害5歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（29戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた49戦目は、障害5歳以上未勝利（中京障害芝2800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（30戦1勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた50戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は酒井浩騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた51戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（31戦1勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。