ウィスパーノット（2012年生、母ウィルビーゼア）

Whisper Not

2012.02.11

ウィスパーノット（2012年2月11日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。馬名の意味は「ジャズの名曲」。毛色は青鹿毛。種牡馬のElusive Quality（当時19歳）と交配したウィルビーゼアが14歳のときに産んだ4番仔が本馬である。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方8戦0勝2着2回。

経歴

デビュー前

中舘英二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2015年）

4月11日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

6月7日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

6月28日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

7月18日、中2週で迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

8月15日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ララエクラテールに半馬身交わされて2着となった。

8月29日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

10月16日、中6週で迎えた7戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四十五（大井ダート1600m 内回り 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったクレメンスに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

11月4日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2十十一十二（大井ダート1600m 内回り 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったヒトツボシを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

11月23日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた10戦目は、桜井真由美誕生日記念（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

12月23日、連闘で迎えた11戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八九（大井ダート1600m 内回り 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

4歳（2016年）

2月11日、中6週で迎えた12戦目は、一般C2十十一（大井ダート1600m 内回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着を確保した。

6月28日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、一般C2六七八（大井ダート1600m 内回り 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1600m 内回り 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。