エスティーソロン（1992年生、母エリートソロン）

エスティーソロン（1992年3月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフオテイテン（当時8歳）と交配したエリートソロンが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は佐々木牧場。戦績は、中央平地16戦3勝2着2回、中央障害2戦0勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1996年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1994年）

10月9日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず3着に終わった。

3歳（1995年）

1月7日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマイネルアイオロスを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

1月29日、中2週で迎えた4戦目は、天間昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

3月4日、中4週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた6戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったブンブクエメラルドに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

4月1日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るタイニーヤングを別次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月22日、中2週で迎えた8戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の新緑賞（東京芝2200m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

4歳（1996年）

2月10日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた9戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

2月17日、連闘で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 小雪/良）に出走。鞍上は坂本勝美騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のフロムダークネスを半馬身振り切って2勝目を掴み取った。

10月6日、約7か月半の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（3戦2勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい7着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂本勝美騎手（4戦2勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では閃光の如き末脚を披露し、3着に入った。

11月10日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で坂本勝美騎手（5戦2勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のモリトハチマンに1馬身1/4の差をつけて3勝目を手にした。

5歳（1997年）

6月8日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた15戦目は、田村宏之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京芝1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

7月6日、中3週で迎えた16戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の彦星賞（福島ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

6歳（1998年）

5月10日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた17戦目は、栗原洋一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2780m 曇）に出走。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。12着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2780m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で栗原洋一騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7歳（1999年）

1月4日、約7か月半の休養明けで迎えた19戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、八面山賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。8着に敗れた。