テイエムサンデー（1996年生、母サーストンフラッグ）

テイエムサンデー（1996年5月15日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時10歳）と交配したサーストンフラッグが7歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）宮内牧場。戦績は、中央平地38戦8勝2着4回。2003年の高松宮記念(G1)で4着に入った他、2003年のシルクロードステークス(ハンデG3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

福島勝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

2月27日、デビュー戦は田島裕和騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は490kg。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり15着に敗れた。

3月21日、連闘で迎えた3戦目は、4歳新馬（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で田島裕和騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のコールミーラヴを半馬身振り切って初白星を挙げた。

4月11日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で田島裕和騎手（3戦1勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

10月30日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、宇田登志夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したチアズエンジェルを差し切れず、5馬身差の2着となった。

11月13日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宇田登志夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

12月5日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で宇田登志夫騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のセフティージャパンに1馬身半の差をつけて制した。

4歳（2000年）

3月26日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、5歳以上900万下の讃岐特別（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で宇田登志夫騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入った。

5月6日、中5週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の高瀬川特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宇田登志夫騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のレイレインに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月10日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で宇田登志夫騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5歳（2001年）

1月6日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で宇田登志夫騎手（6戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の大和特別（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で宇田登志夫騎手（7戦2勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のタヤスダッシュに1馬身3/4の差をつけて4勝目を獲得した。

2月18日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の関門橋ステークス（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は9戦連続で宇田登志夫騎手（8戦3勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の鳴門ステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で宇田登志夫騎手（9戦3勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4月8日、中4週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の梅田ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で宇田登志夫騎手（10戦3勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1600万下のみちのくステークス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は12戦連続で宇田登志夫騎手（11戦3勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

5月19日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1600万下の名古屋城ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で宇田登志夫騎手（12戦3勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入った。

6月9日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のホンコンジョッキークラブトロフィー（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で宇田登志夫騎手（13戦3勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の安芸ステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で宇田登志夫騎手（14戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に敗れた。

11月25日、約5か月の休み明けで迎えた20戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、アンドロメダステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したテンシノキセキに3/4馬身届かず2着となった。

12月15日、中2週で迎えた21戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、G2のCBC賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では稲妻の如き末脚を披露し、3着に入った。

6歳（2002年）

1月6日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったフサイチユーキャンにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月2日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上1600万下の斑鳩ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したミレニアムバイオに半馬身届かず2着に敗北した。

4月14日、中9週で迎えた24戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5月12日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の洛陽ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のキョウワダイキチを半馬身振り切って5勝目を獲得した。

6月8日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上1600万下の湘南ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（4戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

7月6日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上1600万下のストークステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

11月24日、約4か月半の休み明けで迎えた28戦目は、アンドロメダステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（6戦1勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた29戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の逆瀬川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に敗れた。

7歳（2003年）

1月12日、中3週で迎えた30戦目は、4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（7戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のナイキアヘッドをハナ差振り切って6勝目を手にした。

2月9日、中3週で迎えた31戦目は、ハンデG3のシルクロードステークス（京都芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（8戦2勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線に入ると、前で粘るカフェボストニアンを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って重賞ウィナーの称号をつかんだ。

3月30日、中6週で迎えた32戦目は、G1の高松宮記念（中京芝1200m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（9戦3勝）。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

5月18日、中6週で迎えた33戦目は、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（10戦3勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

7月6日、中6週で迎えた34戦目は、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で秋山真一郎騎手（11戦3勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

8月3日、中3週で迎えた35戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのUHB杯（函館芝1200m 曇/不良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアタゴタイショウをハナ差振り切って勝利をモノにする

11月1日、約3か月の休養明けで迎えた36戦目は、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（12戦3勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた37戦目は、G1のマイルチャンピオンシップ（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（13戦3勝）。18頭立ての18番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。最後はタレてしまい17着に終わった。

12月21日、中3週で迎えた38戦目は、G2のCBC賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（14戦3勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。