マイカーニバル（2010年生、母エリモロマンス）

マイカーニバル（2010年3月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「私の陽気なお祭り騒ぎ」。毛色は栗毛。種牡馬のローエングリン（当時11歳）と交配したエリモロマンスが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）エクセルマネジメント。戦績は、中央平地7戦0勝、地方5戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の焼岳特別(一般C13ロ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、エクセルマネジメントから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、小林竜太郎によって525万円で落札された。

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

5月5日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

8月4日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。17頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

8月31日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり16着に敗れた。

10月5日、中4週で迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

11月20日、中6週で迎えた5戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の初霜賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったイナズマデーアに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4歳（2014年）

2月28日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、牝馬限定戦の祝結婚・入村先生恋してムーチョ（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で池田敏樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のピュアラメールに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月24日、中2週で迎えた7戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、ヒヤシンス特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアイアムイシュタルに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

6月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、焼岳特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は池田敏樹騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のリトルマドンナに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

7月17日、中3週で迎えた9戦目は、納涼賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田敏樹騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスターサファイアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月23日、約4か月半の休養明けで迎えた10戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。

5歳（2015年）

2月7日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は力尽きて15着に終わった。

3月29日、中6週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1200m 雨/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。