オンワードモニカ（1989年生、母オンワードハツピー）

オンワードモニカ（1989年3月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミホシンザン（当時7歳）と交配したオンワードハツピーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（株）オンワード牧場。戦績は、中央平地35戦4勝2着1回。1992年のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別(牝G2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大和田稔厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

1月12日、デビュー戦は伊藤暢康騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。馬体重は414kg。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒシリアルティに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月2日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/不良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

3月8日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定4歳500万下の桃花賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

4月5日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定4歳500万下のミモザ賞（中山芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は伊藤暢康騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマイネタリアに1馬身1/4の差をつけて制した。

5月3日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（2戦2勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、3着に入った。

5月24日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で伊藤暢康騎手（3戦2勝）。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、6着に入り込んだ。

9月19日、約4か月の休み明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の習志野特別（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤暢康騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤暢康騎手（5戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

11月28日、中7週で迎えた9戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’92インターナショナルジョッキーズ1（東京芝1800m 小雨/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

12月19日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（1993年）

1月5日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の東雲賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤暢康騎手（6戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

1月24日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の若潮賞（中山芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（7戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月6日、中5週で迎えた13戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の’93グローバルカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

4月11日、中4週で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の隅田川特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤暢康騎手（8戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（9戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月29日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の是政特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤暢康騎手（10戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

6月20日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の恵庭岳特別（札幌芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤暢康騎手（11戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の積丹特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤暢康騎手（12戦2勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で伊藤暢康騎手（13戦2勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の江差特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で伊藤暢康騎手（14戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のビューティーメイクに3馬身半の差をつけて久々に勝利を挙げた。

8月21日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の漁火特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で伊藤暢康騎手（15戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したリリーフォーレルに3/4馬身届かず2着に敗北した。

9月11日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の八雲特別（函館芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で伊藤暢康騎手（16戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のメジロクロヒメに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月17日、中4週で迎えた23戦目は、牝馬限定G3の府中牝馬ステークス（東京芝1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で伊藤暢康騎手（17戦4勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に敗れた。

11月14日、中3週で迎えた24戦目は、牝馬限定戦のユートピアステークス（東京芝1400m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で伊藤暢康騎手（18戦4勝）。18頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

5歳（1994年）

9月10日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた25戦目は、ながつきステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で伊藤暢康騎手（19戦4勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦のセプテンバーステークス（中山芝1800m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は13戦連続で伊藤暢康騎手（20戦4勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定G3の府中牝馬ステークス（東京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は14戦連続で伊藤暢康騎手（21戦4勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた28戦目は、津留千彰騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアイルランドトロフィー（東京芝1600m 雨/良）に49kgの軽斤量で出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

11月27日、中3週で迎えた29戦目は、ハンデ戦のウェルカムステークス（東京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は伊藤暢康騎手（22戦4勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

12月4日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝1800m 晴/良）に48kgの軽斤量で出走。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

6歳（1995年）

3月12日、約3か月半の休養明けで迎えた31戦目は、ハンデ戦のサンシャインステークス（中山芝2500m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

3月19日、連闘で迎えた32戦目は、東風ステークス（中山芝2000m 晴/不良）に出走。鞍上は伊藤暢康騎手（23戦4勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

4月15日、中3週で迎えた33戦目は、総武ステークス（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（24戦4勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた34戦目は、ハンデ戦の箱根ステークス（東京芝1600m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は津留千彰騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた35戦目は、緑風ステークス（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は伊藤暢康騎手（25戦4勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。