キズマ（2009年生、母ハンドオブフェイト）

キズマ（2009年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「運命（アラビア語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のディスクリートキャット（当時6歳）と交配したハンドオブフェイトが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。戦績は、中央平地24戦5勝2着2回。2013年のペルセウスステークス(オープン)で2着に入った他、2014年のNST賞(オープンハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

白井寿昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

9月3日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。18頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を爆発させて、最後は2着のマイネルスパイスに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月3日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳500万下のポインセチア賞（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のレッドクラウディアに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

3歳（2012年）

2月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

3月17日、中3週で迎えた4戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1400m 雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

5月20日、中5週で迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの昇竜ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたレッドクラウディア決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月17日、約6か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の西湖特別（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のスノードラゴンに1馬身1/4の差をつけて休養明け初戦を物にした。

12月9日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1600万下の御影ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて13着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上1600万下の2012ファイナルステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4歳（2013年）

1月13日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上1600万下の山科ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

6月2日、約4か月半の休養明けで迎えた11戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の箕面特別（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のフリートストリートに2馬身半の差をつけて久しぶりの実戦を物にした。

6月8日、連闘で迎えた12戦目は、3歳以上1600万下の安芸ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

9月21日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、3歳以上1600万下の大阪スポーツ杯（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。前に出て、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のタイセイシュバリエに2馬身半の差をつけて制した。

10月5日、中1週で迎えた14戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ペルセウスステークス（東京ダート1400m 小雨/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ゴールスキーに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月24日、中6週で迎えた15戦目は、京都オータムリーフプレミアム（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

5歳（2014年）

1月11日、中6週で迎えた16戦目は、大和ステークス（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（4戦2勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

6月21日、約5か月半の休養明けで迎えた17戦目は、天保山ステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

8月24日、中8週で迎えた18戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのNST賞（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

9月13日、中2週で迎えた19戦目は、エニフステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（5戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

10月25日、中5週で迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンの室町ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（6戦2勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に敗れた。

12月28日、中8週で迎えた21戦目は、2014ファイナルステークス（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（7戦2勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授のガッツでゴールまで頑張り、5着を確保した。

6歳（2015年）

1月17日、中2週で迎えた22戦目は、大和ステークス（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（8戦2勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

3月8日、中6週で迎えた23戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのポラリスステークス（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい16着に終わった。

6月20日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた24戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、天保山ステークス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって14着に敗れた。