ルラパン（2006年生、母スリーエフ）

ルラパン（2006年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「うさぎ（仏）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時8歳）と交配したスリーエフが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）石川牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方18戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年のホテル東日本盛岡30周年記念(一般C1三)。

経歴

デビュー前

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

1月11日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

2月1日、中2週で迎えた2戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

6月6日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/不良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた4戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた5戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイトダリア特別（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

10月3日、中6週で迎えた7戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

10月24日、連闘で迎えた9戦目は、未知の駒会メンバーズカップ（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るブライティアヘアーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月2日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

11月9日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

11月15日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で阿部英俊騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のエビスホウシュウを半馬身振り切って制した。

4歳（2010年）

3月22日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月17日、中3週で迎えた14戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（水沢ダート1400m 小雨/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月24日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ニシノキセキパワーにクビ差交わされて2着となった。

5月2日、連闘で迎えた16戦目は、葛巻高原鯉のぼりまつりレース（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のゴールデンクリークに1馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

5月16日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のスピードリュウオーに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

6月6日、中2週で迎えた18戦目は、遠野まぬけ節フェスタレース（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（8戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたスズカロック決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

6月20日、中1週で迎えた19戦目は、モツ家権カップ（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（9戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

7月19日、中3週で迎えた20戦目は、ホテル東日本盛岡30周年記念（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（10戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジュテに2馬身の差をつけて順当に勝利した。

8月14日、中3週で迎えた21戦目は、風鈴賞（盛岡ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で阿部英俊騎手（11戦5勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたゴールデンクリーク決め手に屈して半馬身差の2着となった。

9月25日、中5週で迎えた22戦目は、とわだ朝トラレース（盛岡芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で阿部英俊騎手（12戦5勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた23戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、南部杯ファイナルカウントダウン（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。