ゴールドアラシ（2013年生、母モープラ）

ゴールドアラシ（2013年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋嵐。嵐のように強く」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサムライハート（当時11歳）と交配したモープラが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）豊郷牧場。主な勝ち鞍は2017年のサポナリア賞(一般C1七)。

経歴

デビュー前

ゴールドホースクラブにてで一口馬主が募集された。

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2016年）

4月10日、デビュー戦は大庭和弥騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず16着に終わった。

9月4日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた2戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

10月15日、中5週で馬体重を前走から19kg絞って迎えた3戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた4戦目は、一般C2十三（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、勝ったメイショウオムロに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

11月12日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ナスノチドリに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月10日、中1週で迎えた7戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクリノヴェルサイユを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月24日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、勝ったランデックアブデルにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2017年）

1月8日、中1週で迎えた9戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず3着に敗れた。

3月26日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた10戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は高松亮騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ジョコビッチにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月9日、中1週で迎えた11戦目は、奥州前沢春まつり賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヒラボクビクトリーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月23日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアンブリッジローズに4馬身の差をつけて2勝目をマークした。

5月29日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（6戦2勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴールドミライを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って3勝目を手に入れた。

6月12日、中1週で迎えた15戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のビックアイソンを3/4馬身振り切って4勝目を奪取した。

7月17日、中4週で迎えた16戦目は、ジャパンジョッキーズカップ第2戦（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

11月19日、約4か月の休み明けで迎えた17戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、JA岩手ふるさと奥州牛杯（水沢ダート1600m 雪/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた18戦目は、タッチ・ミー賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は高松亮騎手（7戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したカタオモイを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

12月16日、中1週で迎えた19戦目は、サポナリア賞（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るダイワオッズを自慢の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月31日、中1週で迎えた20戦目は、オッズパーク・エクシード杯（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり3着に敗れた。

5歳（2018年）

3月10日、中9週で迎えた21戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての15番人気で大外17番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では速い脚を使えず17着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた22戦目は、ハナミズキ賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月30日、中3週で迎えた23戦目は、カロライナジャスミン賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（4戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、ウップスアデイジイに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月13日、中1週で迎えた24戦目は、メイカップ（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

6月9日、中3週で迎えた25戦目は、マツバギク賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（6戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた26戦目は、サンゴジュ賞（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

10月13日、約3か月半の休み明けで迎えた27戦目は、インパチェンス賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で阿部英俊騎手（8戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた28戦目は、2018JBC京都まであと8日（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で阿部英俊騎手（9戦1勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

11月26日、中3週で迎えた29戦目は、アイビー賞（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で阿部英俊騎手（10戦1勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた30戦目は、一般B2四（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で阿部英俊騎手（11戦1勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月22日、中1週で迎えた31戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で阿部英俊騎手（12戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

6歳（2019年）

3月24日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で阿部英俊騎手（13戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったセイザンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3月31日、連闘で迎えた33戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 小雪/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で阿部英俊騎手（14戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったゴロウマルウィンをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

4月7日、連闘で迎えた34戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

4月14日、連闘で迎えた35戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（15戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したノアナイトを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月29日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（16戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエーノキセキを上がり1位の末脚でアタマ差だけ差し切って久しぶりに美酒を浴びた。

5月6日、連闘で迎えた37戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（17戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月14日、連闘で迎えた38戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のヤマショウバトルに2馬身の差をつけて優勝

5月21日、連闘で迎えた39戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（18戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエーノキセキを半馬身差し切って断然の支持に応えた。

10月20日、約5か月の休養明けで迎えた40戦目は、メルシャンワイン賞（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（19戦3勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた41戦目は、メトロポリタン盛岡CITY STORY賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（20戦3勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた42戦目は、一般C1三（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（21戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。