ルプリュフォール（2016年生、母マイノチカラ）

ルプリュフォール（2016年3月7日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「最強(仏)」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時8歳）と交配したマイノチカラが16歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2022年のMBS賞スワンステークス(G2)で3着に入った他、2022年の朱鷺ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、名古屋友豊によって2,484万円で落札された。

松永幹夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

11月17日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のプリモプレミオに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

12月23日、中4週で迎えた2戦目は、2歳500万下の千両賞（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3歳（2019年）

10月6日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のトップオブメジャーを3/4馬身振り切って久方ぶりの実戦を物にした。

11月3日、中3週で迎えた4戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

12月8日、中4週で迎えた5戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

4歳（2020年）

1月12日、中4週で迎えた6戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天授の闘志でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月3日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラス（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（4戦1勝）。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入った。

10月25日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスのtvk賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で横山典弘騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

5歳（2021年）

2月27日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のメイショウドウドウを3/4馬身振り切って休み明け初戦を制した。

4月18日、中6週で迎えた10戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの心斎橋ステークス（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

6月26日、中9週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの水無月ステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したサンライズオネストに3/4馬身届かず2着となった。

8月7日、中5週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの新潟日報賞（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（6戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月10日、中8週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの戎橋ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

12月19日、中9週で迎えた14戦目は、3歳以上3勝クラスの六甲アイランドステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

6歳（2022年）

1月9日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上3勝クラスの新春ステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、5着に終わった。

3月6日、中7週で迎えた16戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの斑鳩ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のブルースピリットを3/4馬身振り切って4勝目を掴み取った。

5月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンの安土城ステークス（中京芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦1勝）。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入った。

8月28日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、朱鷺ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のララクリスティーヌをアタマ差振り切って5勝目を掴み取った。

10月29日、中8週で迎えた19戦目は、G2のMBS賞スワンステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は武豊騎手（3戦1勝）。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、3着に入り込んだ。

12月24日、中7週で迎えた20戦目は、G2の阪神カップ（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず13着に敗れた。

7歳（2023年）

2月26日、中8週で迎えた21戦目は、G3の阪急杯（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（7戦1勝）。15頭立ての4番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

4月1日、中4週で迎えた22戦目は、ハンデG3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。

5月28日、中7週で迎えた23戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの安土城ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

8月27日、約3か月の休養明けで迎えた24戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、朱鷺ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、6着に終わった。

10月15日、中6週で迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンの信越ステークス（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、最後はアルーリングウェイと並んで3着同着となった。

11月12日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、5着に終わった。

12月23日、中5週で迎えた27戦目は、G2の阪神カップ（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（3戦0勝）。17頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず11着に終わった。

8歳（2024年）

1月6日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデG3の京都金杯（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（4戦0勝）。18頭立ての17番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

2月25日、中6週で迎えた29戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、G3の阪急杯（阪神芝1400m 小雨/重）に出走。18頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露し、6着に入り込んだ。

3月30日、中4週で迎えた30戦目は、ポラリスステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず14着に敗れた。

5月26日、中7週で迎えた31戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの安土城ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず16着に終わった。