コクサイワンダー（2004年生、母ウエシマリッチ）

コクサイワンダー（2004年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヤマニンゼファー（当時16歳）と交配したウエシマリッチが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は田原安田牧場。戦績は、地方18戦2勝2着7回。主な勝ち鞍は2007年の日胆農協青年部「絆」賞(一般D2-2)。

経歴

デビュー前

石本孝博厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2006年）

10月10日、デビュー戦は桜井拓章騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は458kg。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月7日、中3週で迎えた2戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳（札幌(地)ダート1700m 雨/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

3歳（2007年）

4月25日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から48kg増やして迎えた3戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、3歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオウシュウテーストに4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

5月9日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、タケノダイヤモンドに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

8月30日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、一般D3-1（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月13日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（旭川ダート1000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったカリキュレイターから半馬身差の2着となった。

9月27日、中1週で迎えた7戦目は、一般D2-2（旭川ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた8戦目は、さまに地場産フェア賞（旭川ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったリバーホークから4馬身差の2着に敗北した。

10月25日、中1週で迎えた9戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、日胆農協青年部「絆」賞（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のゴールドデビルマンをアタマ差振り切って断トツ人気に応えた。

11月1日、連闘で迎えた10戦目は、襟裳岬賞（札幌(地)ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は山口竜一騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

4歳（2008年）

4月29日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、竹内仁志騎手を鞍上に迎えて、室蘭カレーラーメン賞（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

5歳（2009年）

9月9日、約16か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg絞って迎えた12戦目は、一般D2-1（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は桜井拓章騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた13戦目は、一般D2-1（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり5着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた14戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、門別ししゃも祭り賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、伸びてきたホッカイボンベイ決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

11月5日、中1週で迎えた15戦目は、一般D2-1（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、アグネステンションに交わされて1馬身半差の2着となった。

11月11日、連闘で迎えた16戦目は、一般D2-1（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月19日、連闘で迎えた17戦目は、サッポロドラフトワン賞（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は桜井拓章騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ドリーミーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

6歳（2010年）

5月4日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、スーパースクランブル賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったサイキカンパツにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。