ユキノスライダー（2010年生、母ユキノチャンプ）

ユキノスライダー（2010年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋スライダー」。毛色は栗毛。種牡馬のデュランダル（当時11歳）と交配したユキノチャンプが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は川端正博。戦績は、中央平地22戦3勝、中央障害14戦3勝2着2回、地方11戦0勝。2017年の春麗ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

7月21日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 雨/稍重）に出走。馬体重は428kg。17頭立ての4番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では圧巻の末脚を披露したが、3着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

10月13日、中9週で迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

3歳（2013年）

1月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るケイジータイタンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月6日、中9週で迎えた6戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

8月4日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた8戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず最後はトーセンパワフルと並んで6着同着となった。

9月8日、中1週で迎えた9戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって11着に終わった。

11月17日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた11戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら14番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

4歳（2014年）

1月5日、中2週で迎えた13戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。

1月25日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では非凡な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で城戸義政騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入った。

2月23日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で城戸義政騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

5月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のカレングラスジョーを半馬身振り切って2勝目をつかんだ。

8月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサヴァティアーノを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って3勝目を掴み取った。

8月17日、中1週で迎えた19戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の瀬波温泉特別（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

11月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

5歳（2015年）

1月12日、中8週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の舞鶴特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（2戦1勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

2月22日、中5週で迎えた22戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

5月23日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で難波剛健騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のレッドヴィーヴォに1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月24日、中9週で迎えた25戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で難波剛健騎手（3戦1勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。最後は、勝ったパスティから7馬身差の2着となった。

12月12日、中6週で迎えた26戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で難波剛健騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

6歳（2016年）

1月23日、中5週で迎えた27戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で難波剛健騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月13日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で難波剛健騎手（6戦1勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月9日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた29戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のドリームハヤテに6馬身の差をつけて5勝目を手に入れた。

5月14日、中4週で迎えた30戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のウインヤードに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月25日、中5週で迎えた31戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（2戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月24日、約3か月の休み明けで迎えた32戦目は、清秋ジャンプステークス（中山障害芝3210m 雨/稍重）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で植野貴也騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月22日、中3週で迎えた33戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は難波剛健騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月19日、中3週で迎えた34戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（8戦1勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

7歳（2017年）

2月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた35戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で難波剛健騎手（9戦1勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったメイショウヒデタダから3/4馬身差の2着となった。

5月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた36戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で難波剛健騎手（10戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月1日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた37戦目は、瀬川将輝騎手を鞍上に迎えて、スマイルシティ・品川特別（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

12月12日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた38戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、東京スポーツ師走杯（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

8歳（2018年）

1月3日、中2週で迎えた39戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、S3の報知オールスターカップ（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた40戦目は、ニューイヤー賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた41戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、バレンタイン賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた42戦目は、アクアマリン賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた43戦目は、隅田川オープン（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は達城龍次騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた44戦目は、ポインタース賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた45戦目は、ケンタウルス賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた46戦目は、ハンデ戦のエメラルドカップ（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で達城龍次騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

6月28日、中3週で迎えた47戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、武蔵野オープン（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。