カズノショウグン（2006年生、母ガーネットビコー）

カズノショウグン（2006年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栃栗毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時18歳）と交配したガーネットビコーが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）山際セントラルスタッド。戦績は、地方30戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は2009年のジルベスター特別(一般C2三)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、山際セントラルスタッドから「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、山際セントラルスタッドから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、鈴木可一によって735万円で落札された。

蛯名末五郎厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2008年）

12月26日、デビュー戦は御神本訓史騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は467kg。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、イイデスパートに交わされて2馬身差の2着となった。

3歳（2009年）

1月20日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

2月16日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

3月4日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したロイヤルジュエリーを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

4月21日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で御神本訓史騎手（6戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のバルパライソトートをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

5月10日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で御神本訓史騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

5月31日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で御神本訓史騎手（8戦1勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

10月19日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた10戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

11月3日、中1週で迎えた11戦目は、初霜特別（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月30日、中3週で迎えた12戦目は、冬霞特別（大井ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

12月31日、中3週で迎えた13戦目は、ジルベスター特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のエヴェットに3馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（2010年）

1月21日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田信大騎手（4戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1五（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山田信大騎手（5戦1勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた16戦目は、一般C1五六（大井ダート1500m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山田信大騎手（6戦1勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

3月16日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1六七（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で山田信大騎手（7戦1勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1五六（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で山田信大騎手（8戦1勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた19戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（大井ダート1400m 曇/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したユメノタビビトに半馬身届かず2着に敗北した。

5月17日、中3週で迎えた20戦目は、おうし座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（9戦1勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

9月16日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた21戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（10戦1勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（11戦1勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1六七（大井ダート1500m 内回り雨/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（12戦1勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

11月30日、中2週で迎えた25戦目は、一般C1八九（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（13戦1勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したエドノブラウンを差し切れず、3馬身差の2着となった。

12月30日、中3週で迎えた26戦目は、一般C1六七（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（14戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したフタバワンダーに半馬身届かず2着に敗北した。

5歳（2011年）

1月31日、中4週で迎えた27戦目は、一般C2四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（15戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

7月10日、約5か月半の休養明けで迎えた28戦目は、一般C2四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田信大騎手（16戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた29戦目は、一般C2四五（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田信大騎手（17戦1勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた30戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山田信大騎手（18戦1勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。