エフティシュタルク（2008年生、母マチカネハツシマダ）

エフティシュタルク（2008年2月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋強い、力のある、有能な（独）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時16歳）と交配したマチカネハツシマダが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地16戦1勝2着2回、地方3戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、吉野英子によって2,940万円で落札された。

粕谷昌央厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

12月4日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は534kg。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

3歳（2011年）

4月23日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

5月14日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したウィンザーフラッグに半馬身届かず2着に敗北した。

5月29日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったアルベルティにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

6月11日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月10日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（4戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

8月18日、中5週で迎えた7戦目は、3歳戦のサーフフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で蛯名正義騎手（5戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るディーズスイープを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月6日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、フェイスフルビット特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で蛯名正義騎手（6戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったビッグギャンブラーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4歳（2012年）

2月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、マルチフレンド特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で蛯名正義騎手（7戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシャドウフィクサーを次元の違う末脚で半馬身差し切って下馬評通りの実力を証明した。

3月18日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた10戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の中京スポニチ賞（中京芝1600m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

5月19日、中8週で迎えた11戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

6月10日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

7月14日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（8戦2勝）。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

10月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（9戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（10戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のフランキンセンスに1馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

11月17日、中2週で迎えた16戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の西湖特別（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

5歳（2013年）

2月16日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（11戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

3月17日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（12戦3勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

5月4日、中6週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（13戦3勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。