グリーンロード（2017年生、母スターエンジェル）

グリーンロード（2017年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のパイロ（当時12歳）と交配したスターエンジェルが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はタバタファーム。2020年のニューイヤーカップ(S3)に勝利した他、2020年のニューイヤーカップ(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、タバタファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、タバタファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、Y.Y.BloodStockによって712.8万円で落札された。

高月賢一厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2019年）

8月23日、デビュー戦は森泰斗騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート900m 雨/重）に出走。馬体重は504kg。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベニノマドンナに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月17日、中3週で迎えた2戦目は、2歳オープンの’19ゴールドジュニアー（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、若干速いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

10月21日、中4週で迎えた3戦目は、2歳戦のエタニティ賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマナーザマジックに1馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

11月15日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦の雷鳥特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプレストシャインに5馬身の差をつけて優勝

12月19日、中4週で迎えた5戦目は、2歳オープンの川崎ジュニアオープン（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のチョウライリンに7馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3歳（2020年）

1月15日、中3週で迎えた6戦目は、3歳S3のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマンガンに約12馬身の大差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月15日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、3歳S3のクラウンカップ（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた8戦目は、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で森泰斗騎手（7戦5勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

5歳（2022年）

7月18日、約27か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた9戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、文月特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

8月5日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、VTuber倉持京子記念（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

6歳（2023年）

2月1日、約6か月の休養明けで迎えた11戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、猛虎特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた12戦目は、初花月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野畑凌騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた13戦目は、2002年キングセイバー号記念（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野畑凌騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。