エーシンシーエン（2005年生、母Name Game）

エーシンシーエン（2005年3月9日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名、母名の頭文字より」。毛色は栗毛。種牡馬のCat Thief（当時9歳）と交配したName Gameが10歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地2戦0勝、地方38戦8勝2着5回。主な勝ち鞍は2008年の3歳。

経歴

デビュー前

大久保龍志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

11月10日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

3歳（2008年）

1月5日、中7週で迎えた2戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

2月1日、中3週で迎えた3戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエムティドリームに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月28日、中3週で迎えた4戦目は、3歳戦の高木君祝!完職記念（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のデンコウレッドに1馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

3月11日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、オグリパンクンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月26日、中1週で迎えた6戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

4月2日、連闘で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたヤマイチディーバ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4月21日、中2週で迎えた8戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、ジェーエムエスワンにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

5月13日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（2戦0勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のエムティドリームをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

6月11日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、スズランコマンダーに交わされて6馬身差の2着となった。

7月9日、中3週で迎えた12戦目は、3歳戦の小泉太暉誕生日記念（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で浜口楠彦騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜口楠彦騎手（5戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた14戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で浜口楠彦騎手（6戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

9月15日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた15戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセイユウジローに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月28日、中1週で迎えた16戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

10月11日、中1週で迎えた17戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-7（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフェルガーナに2馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。

11月9日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシゲルシサンカブに2馬身半の差をつけて6勝目を手にした。

12月7日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハナノリンダに3馬身の差をつけて7勝目を獲得した。

4歳（2009年）

1月10日、中1週で迎えた21戦目は、ガーネット特別（佐賀ダート1750m 雪/良）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上B2-4（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は吉田順治騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上B2-4（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のスマートバイパーをハナ差振り切って8勝目を掴み取った。

3月8日、中2週で迎えた24戦目は、菜の花賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エーシンリードモアにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月22日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

4月18日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上B2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上B2-4（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で杉村一樹騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上B2-4（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で杉村一樹騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

5月30日、連闘で迎えた29戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に敗れた。

9月5日、約3か月半の休養明けで迎えた30戦目は、清水裕一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で清水裕一騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた32戦目は、オクトーバー特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（4戦2勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた33戦目は、オパール特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（5戦2勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず11着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた34戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は清水裕一騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

12月5日、中2週で迎えた35戦目は、ターコイズ特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（6戦2勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた36戦目は、ディセンバー特別（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（7戦2勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

5歳（2010年）

1月9日、中1週で迎えた37戦目は、ジャニュアリー特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（8戦2勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた38戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた39戦目は、長崎街道嬉野宿賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は吉田順治騎手（9戦2勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

3月7日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた40戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。競走中止となった。