ロングテイター（1985年生、母ハイケツト）

ロングテイター（1985年4月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンディクテイター（当時11歳）と交配したハイケツトが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）村下牧場。戦績は、中央平地34戦4勝2着7回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1990年の飯坂特別(900万下)。

経歴

デビュー前

大根田裕也厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

4月2日、デビュー戦は合谷喜壮騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は474kg。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた2戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未出走（阪神ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着を確保した。

5月1日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5月29日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で岸滋彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

6月25日、中3週で迎えた5戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったシルクワルツに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

7月9日、中1週で迎えた6戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、リワードテムジンにアタマ差交わされて2着となった。

8月7日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は清山宏明騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（小倉芝1700m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は合谷喜壮騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のクレシェンドボーイを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

9月4日、中1週で迎えた9戦目は、安藤賢一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の唐津特別（小倉ダート1700m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったサナダウイリーにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

10月9日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は清山宏明騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったショウフウモーガンに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

10月29日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のムーンライトマリーをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

11月20日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で清山宏明騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

4歳（1989年）

1月13日、中7週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で清山宏明騎手（5戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではいいところがなく4着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の宇治川特別（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は安藤賢一騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

5歳（1990年）

1月13日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた15戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤賢一騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は清山宏明騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

2月10日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（7戦1勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は安藤賢一騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったゴッドダイオーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月17日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤賢一騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のカルストンパーシアに3馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

3月31日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下の白鷺特別（阪神芝2500m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で安藤賢一騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の播磨特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤賢一騎手（6戦1勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の祇園特別（京都ダート1800m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で安藤賢一騎手（7戦1勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の生田特別（阪神芝2500m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で安藤賢一騎手（8戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

6月9日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で安藤賢一騎手（9戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、ケイシュウジオウオにハナ差交わされて2着となった。

6月30日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の穂高特別（中京芝1800m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で安藤賢一騎手（10戦1勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた26戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の別府特別（小倉芝1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

8月4日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下のサマーステークス（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は安藤賢一騎手（11戦1勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた28戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の天草ステークス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤賢一騎手（12戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい6着に敗れた。

9月16日、中3週で迎えた29戦目は、加用正騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の馬籠特別（中京芝1800m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったジュニアテイオーにねじ伏せられて3/4馬身差の2着となった。

9月30日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた30戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の福島中央テレビ杯（福島芝1800m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

10月14日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上900万下の飯坂特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るケイシュウビンゴを自慢の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月3日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた32戦目は、桂川ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は安藤賢一騎手（13戦1勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は一杯になって8着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた33戦目は、トパーズステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤賢一騎手（14戦1勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい9着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた34戦目は、柿元嘉和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3のサンケイスポーツ杯阪神牝馬特別（京都芝2000m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

6歳（1991年）

5月15日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた35戦目は、松原義夫騎手を鞍上に迎えて、東海クラウン（笠松ダート1800m 雨/良）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。