スーパーセタリオン（1997年生、母ヘイセイジョオー）

スーパーセタリオン（1997年4月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホリスキー（当時18歳）と交配したヘイセイジョオーが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）五丸農場。戦績は、地方32戦4勝2着7回。2000年の栄城賞(地方重賞)に勝利した他、2000年の佐賀菊花賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、五丸農場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。同年、五丸農場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、広松一義によって210万円で落札された。

草野巧厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（1999年）

8月2日、デビュー戦は鮫島克也騎手を鞍上に据えて、3歳（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月28日、中3週で迎えた2戦目は、3歳（佐賀ダート900m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず3着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた4戦目は、吉原正和騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の日峰特設（佐賀ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキヨノスティンガーを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月24日、中2週で迎えた5戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のジュニアチャンピオン（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた6戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったカノヤチグサにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

11月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下條知之騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したリンデンタイキを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月18日、中3週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で下條知之騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヒカリポッポに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3歳（2000年）

1月3日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のニューイヤーカップ（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で下條知之騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたボクサー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

1月23日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の花吹雪賞（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で下條知之騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

3月19日、中7週で迎えた11戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1700m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月4日、中3週で迎えた13戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた14戦目は、3歳戦の鯱の門特別（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトシタイトに約12馬身の大差をつけて2勝目を挙げた。

6月25日、中3週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の栄城賞（佐賀ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキングラシアンに2馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

7月13日、中2週で迎えた16戦目は、3歳G3のグランシャリオカップ（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（5戦2勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月20日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は新原健伸騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた18戦目は、3歳地方重賞の佐賀菊花賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（6戦2勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マツノセカイオーに交わされて6馬身差の2着となった。

12月9日、中3週で迎えた19戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したリンデンムテキを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた20戦目は、中島記念（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

4歳（2001年）

1月8日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は下條知之騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたオリオンザヤング決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

1月28日、中2週で迎えた22戦目は、筑紫野賞（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（7戦2勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のオリオンザヤングを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

3月11日、中5週で迎えた23戦目は、筑紫野賞（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（8戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた24戦目は、筑紫野賞（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（9戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

4月4日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた25戦目は、牝馬限定G3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（10戦3勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

8月24日、約4か月半の休み明けで迎えた26戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のデネブ賞（大井ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた27戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のアルファード賞（大井ダート1700m 曇/不良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

9月30日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた28戦目は、牝馬限定地方重賞のビューチフル・ドリーマーカップ（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

10月11日、中1週で迎えた29戦目は、牝馬限定G3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

5歳（2002年）

4月8日、約6か月の休み明けで迎えた30戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、デネボラ賞（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では稟性の闘争本能でゴールまでタレずに走り切り、5着に入り込んだ。

4月22日、中1週で迎えた31戦目は、ハンデ戦のスターロード賞（大井ダート1790m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

4月29日、連闘で迎えた32戦目は、佐々木竹見ギャラリーオープン記念特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。10着に敗れた。