フローラルホール（2008年生、母フラワリーウーフ）

フローラルホール（2008年3月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ロンドンのロイヤルオペラハウスにあるホール名」。毛色は鹿毛。種牡馬のオペラハウス（当時20歳）と交配したフラワリーウーフが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土田和男。戦績は、中央平地26戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の伊吹山特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

土田稔厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

12月12日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

3歳（2011年）

1月9日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

2月12日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 小雪/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

4月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

5月28日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で小林淳一騎手（4戦0勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月18日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で小林淳一騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる形となり、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、ニシノラメールに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7月9日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で小林淳一騎手（6戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では印象的な伸び脚を見せたが、伸びてきたロックドクトリン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

7月31日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で小林淳一騎手（7戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のティルトウイングに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月1日、中8週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で小林淳一騎手（8戦1勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく10着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた10戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（9戦1勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（10戦1勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、4着に入った。

4歳（2012年）

1月5日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（11戦1勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

2月11日、中4週で迎えた14戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

3月17日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は小林淳一騎手（12戦1勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るウエスタンレビューをハナ差だけ差し切って雨中の大激戦を制した。

4月8日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は黛弘人騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

6月17日、中9週で迎えた17戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の郡山特別（福島芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のカイシュウタビビトに3馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

10月20日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の十日町特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

11月17日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

12月24日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、3歳以上1000万下のハッピーエンドカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

5歳（2013年）

1月19日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた22戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のドリームフォワードをクビ差振り切って4勝目をマークした。

2月23日、中4週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた23戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアクアマリンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月12日、約7か月半の休養明けで迎えた24戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き12着に終わった。

11月10日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた25戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のみちのくステークス（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

12月1日、中2週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた26戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。