ノーザンスクリーン（1990年生、母グラシアスレデイ）

ノーザンスクリーン（1990年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーザンテースト（当時19歳）と交配したグラシアスレデイが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地15戦2勝2着3回。1992年のコスモス賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

8月8日、デビュー戦は村本善之騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1000m 雨/重）に出走。馬体重は416kg。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったマックスジョリーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月23日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったアンバーライオンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月6日、中1週で迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1700m 曇/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシンボリズルムーを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って未勝利戦を制した。

9月26日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのコスモス賞（函館芝1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したナリタファーストにアタマ差届かず2着に甘んじた。

3歳（1993年）

12月5日、約14か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず16着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた6戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に敗れた。

4歳（1994年）

2月5日、中6週で迎えた7戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

2月27日、中2週で迎えた8戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の沖の島特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた9戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のウメノレインボーに1馬身半の差をつけて久々に勝利を挙げた。

4月10日、中2週で迎えた10戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の’94阪神ヤングジョッキーズステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

5月1日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の悠久山特別（新潟芝2200m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

5月22日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下の三宮特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

6月18日、中3週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下のインディア・トロフィー（中京芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

7月16日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で芹沢純一騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

9月10日、中7週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で芹沢純一騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。