ベストコマンダー（1992年生、母ファストワン）

ベストコマンダー（1992年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコインドシルバー（当時18歳）と交配したファストワンが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）大塚牧場。戦績は、地方38戦7勝2着6回。主な勝ち鞍は1999年のノベンバー賞(一般B3一)。

経歴

デビュー前

岡部盛雄厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1994年）

12月19日、デビュー戦は宮浦正行騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は536kg。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったダンディーハートから半馬身差の2着に敗北した。

3歳（1995年）

1月3日、中1週で迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮浦正行騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のキングロイヤルに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月8日、中4週で迎えた3戦目は、3歳戦の紅梅特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮浦正行騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳戦のアイリス特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宮浦正行騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。13着に敗れた。

7月7日、中8週で迎えた5戦目は、鞍上は5戦連続で宮浦正行騎手（4戦1勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた6戦目は、鞍上は6戦連続で宮浦正行騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月11日、中2週で迎えた7戦目は、鞍上は7戦連続で宮浦正行騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のエスティロディーに6馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（1996年）

4月8日、約8か月の休み明けで迎えた8戦目は、オリオン座特別（大井ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で宮浦正行騎手（7戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた9戦目は、一般C1七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で宮浦正行騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のテンションマジックに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

5月15日、中2週で迎えた10戦目は、青葉特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で宮浦正行騎手（9戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったキングパラダイスから1馬身半差の2着に敗北した。

6月8日、中2週で迎えた11戦目は、こと座特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で宮浦正行騎手（10戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月5日、中3週で迎えた12戦目は、牽牛星特別（大井ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で宮浦正行騎手（11戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた13戦目は、さそり座特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で宮浦正行騎手（12戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のウェルホープに半馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

8月23日、中3週で迎えた14戦目は、オーガスト賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で宮浦正行騎手（13戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月28日、中4週で迎えた15戦目は、高橋三郎騎手を鞍上に迎えて、ブルーライト賞（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月27日、中3週で迎えた16戦目は、ハッピーナイト賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は宮浦正行騎手（14戦4勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。11着に敗れた。

5歳（1997年）

6月7日、約7か月半の休養明けで迎えた17戦目は、一般B3四（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮浦正行騎手（15戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったサウンドバトラーから6馬身差の2着に敗北した。

6歳（1998年）

5月14日、約11か月半の休養明けで迎えた18戦目は、一般C1四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮浦正行騎手（16戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、フジノローリアスに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

6月5日、中2週で迎えた19戦目は、こと座特別（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宮浦正行騎手（17戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のイケツキフジに3馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

7月10日、中4週で迎えた20戦目は、ミネルバ賞（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮浦正行騎手（18戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた21戦目は、佐々木洋一騎手を鞍上に迎えて、ペッパーツリー賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

8月25日、中4週で迎えた22戦目は、サンセット賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は宮浦正行騎手（19戦5勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

9月15日、中2週で迎えた23戦目は、ファンタジーナイト賞（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮浦正行騎手（20戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた24戦目は、一般B3三（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は佐々木洋一騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた25戦目は、こいぬ座特別（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木洋一騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

10月29日、中1週で迎えた26戦目は、リゲルケント賞（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木洋一騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた27戦目は、一般B3二（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木洋一騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた28戦目は、一般B3三（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は宮浦正行騎手（21戦5勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったピッツドクターに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

12月21日、中2週で迎えた29戦目は、ブルージルコン賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮浦正行騎手（22戦5勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、5着に終わった。

7歳（1999年）

1月2日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の春駒特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮浦正行騎手（23戦5勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

7月24日、約7か月の休養明けで迎えた31戦目は、一般B3四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮浦正行騎手（24戦5勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた32戦目は、一般B3四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮浦正行騎手（25戦5勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた33戦目は、一般B3三（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で宮浦正行騎手（26戦5勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

9月23日、中3週で迎えた34戦目は、一般B3三四（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で宮浦正行騎手（27戦5勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた35戦目は、一般B3四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宮浦正行騎手（28戦5勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るスーパーボールドを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

11月8日、中3週で迎えた36戦目は、ノベンバー賞（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で宮浦正行騎手（29戦6勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のハセノワンダーに1馬身半の差をつけて7勝目をつかんだ。

12月9日、中3週で迎えた37戦目は、一般B2三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で宮浦正行騎手（30戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったハセノワンダーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月28日、中2週で迎えた38戦目は、ブルージルコン賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で宮浦正行騎手（31戦7勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。