タイシュール（1991年生、母タイエバンス）

Tai Sur

1991.03.30

タイシュール（1991年3月30日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のロングリート（当時12歳）と交配したタイエバンスが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）メイタイ牧場。戦績は、中央平地6戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1994年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

坪憲章厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1994年）

6月26日、デビュー戦は岸滋彦騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1600m 曇/良）に出走。馬体重は514kg。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

7月17日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のシクレノンアルファに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

7月30日、中1週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岸滋彦騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下の伊万里特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で岸滋彦騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

8月20日、連闘で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岸滋彦騎手（4戦1勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったムツノアイドルに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月3日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岸滋彦騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。