オルタネートワン（2005年生、母オルテンシア）

オルタネートワン（2005年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「替わりの一頭」。毛色は鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時10歳）と交配したオルテンシアが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村田牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方27戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は2010年の五香特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、村田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、薗部博之によって1,050万円で落札された。

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

11月24日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着を確保した。

12月8日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

3歳（2008年）

6月1日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた3戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/良）に出走。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

7月20日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は木幡初広騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

8月31日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

9月21日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

10月23日、中4週で迎えた8戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2七アイ（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったベルモントバリオスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月19日、中3週で迎えた9戦目は、一般C2四アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したカントリーダンスに3/4馬身届かず2着に敗北した。

12月10日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2五アイ（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線に入ると、前で粘るソウシュウメジャーを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

4歳（2009年）

5月4日、約5か月の休み明けで迎えた11戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

6月8日、中4週で迎えた12戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のアトミックに4馬身の差をつけて制した。

7月6日、中3週で迎えた13戦目は、荒川区特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のベルモントプラズマをクビ差振り切って3勝目を掴み取った。

7月30日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

9月1日、中4週で迎えた15戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C1三アイ（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた16戦目は、一般C1二アイ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（7戦3勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた17戦目は、北海道賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（8戦3勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

5歳（2010年）

1月13日、約3か月の休み明けで迎えた18戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

2月12日、中3週で迎えた19戦目は、黒山三滝賞（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では賦性の敢闘精神でゴールまで落伍することなく走り切ったがが、5着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた21戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2五六（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた23戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったシゲルアカギヤマに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5月3日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2二三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

5月26日、中2週で迎えた25戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、行田浮き城のまち賞（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、抜け出したダイヤモンドレーンを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

6月8日、中1週で迎えた26戦目は、五香特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のトーセンメロディを3/4馬身振り切って4勝目を収める

7月1日、中2週で迎えた27戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマルマツパワフルを上がり1位タイの末脚でアタマ差だけ差し切って5勝目を収める

7月27日、中3週で迎えた28戦目は、てんびん座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に敗れた。

8月26日、中3週で迎えた29戦目は、庄司大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C1二三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したロックエモーションにハナ差届かず2着に甘んじた。

9月23日、中3週で迎えた30戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で庄司大輔騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のリトルマーチンを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

10月18日、中3週で迎えた31戦目は、オフト新潟賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で庄司大輔騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた32戦目は、SPAT4×楽天銀行 IN 船橋賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で庄司大輔騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

12月8日、中4週で迎えた33戦目は、一般B3三（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で庄司大輔騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

12月25日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた34戦目は、クリスマストゥインクル賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。