ランドヒリュウ（1982年生、母ナツシングライムド）

ランドヒリュウ（1982年4月12日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時10歳）と交配したナツシングライムドが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地22戦7勝2着5回。1989年の日経新春杯(G2)に勝利した他、1987年の高松宮杯(G2)を制するなど、重賞3勝を挙げた。

経歴

1歳（1984年）

12月2日、8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のセンターライコオーに4馬身の差をつけて勝利を掴み取った。

12月16日、10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2歳（1985年）

1月13日、16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。14着に終わった。

2月24日、11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のダイイチルーラに3/4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月16日、12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のセントシーザーをクビ差制して勝利を物にした。

4月13日、9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月5日、19頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のグリーンアラシに1馬身半の差をつけて勝利を決めた。

5月26日、26頭立ての9番人気で23番ゲートからスタート。4着に入った。

5歳（1987年）

6月14日、5歳以上1400万下の安芸ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は村本善之騎手。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したヤマトエベレスを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

6月27日、5歳以上1400万下のテレビ愛知賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアグレッサードルガを半馬身振り切って勝利を掴み取った。

7月12日、G2の高松宮杯（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のポットテスコレディをアタマ差振り切って勝利を物にした。

6歳（1988年）

3月20日、仁川ステークス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は河内洋騎手。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

4月3日、G2のサンケイ大阪杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は塩村克己騎手。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたフレッシュボイス決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4月29日、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

5月29日、エメラルドステークス（阪神芝2500m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で塩村克己騎手。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したオンワードレニエに3/4馬身届かず2着に敗北した。

6月12日、G1の宝塚記念（阪神芝2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は河内洋騎手。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月10日、G2の高松宮杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、オグリキャップに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

7歳（1989年）

1月16日、平安ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に60kgの斤量を背負って出走。鞍上は秋山忠一騎手。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

1月22日、G2の日経新春杯（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は河内洋騎手。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヤエノムテキをクビ差振り切って勝利を挙げた。

3月12日、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って6着に敗れた。

4月2日、G2の産經大阪杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったヤエノムテキにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

5月14日、G1の安田記念（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で河内洋騎手。17頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず最後はリンドホシと並んで10着同着となった。