セントシーザー（1982年生、母ワイエスパンジー）

セントシーザー（1982年4月15日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のモバリツズ（当時11歳）と交配したワイエスパンジーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ヒノデファーム。戦績は、中央平地37戦8勝2着13回。1987年のマイルチャンピオンシップ(G1)で2着に入った他、1987年、1988年とマイラーズカップ(G2)で2回2着に入る活躍をした。その他にも重賞2勝を挙げた。

経歴

1歳（1984年）

10月6日、11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のアルファローズに1馬身3/4の差をつけて勝利した。

10月27日、11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月17日、13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったマヤノファイターから1馬身半差の2着となった。

12月8日、9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月16日、8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のシルバーオーガスに2馬身半の差をつけて勝利を掴んだ。

2歳（1985年）

1月13日、16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。最後は、勝ったライフタテヤマから1馬身半差の2着となった。

2月16日、11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったユーショウスワローからハナ差の2着に甘んじた。

3月16日、12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったランドヒリュウからクビ差の2着に甘んじた。

4月13日、9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルヨプラードから1馬身差の2着に敗北した。

5月11日、14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月25日、12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月7日、11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月27日、8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のミスタードンに半馬身の差をつけて勝利を手にした。

12月15日、14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。最後は、勝ったニシノイブから半馬身差の2着となった。

4歳（1986年）

1月15日、平安ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田島良保騎手。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい5着に敗れた。

3月30日、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は蓑田早人騎手。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着を確保した。

4月20日、ハンデ戦でオープンの栗東ステークス（京都芝1400m 外回り曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は田島良保騎手。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

5月18日、エメラルドステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田政見騎手。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では長く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のイブキバレリーナを半馬身振り切ってトップでゴールを走り抜けた。

6月8日、ハンデG3の阪急杯（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政見騎手。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入った。

7月6日、道新杯（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は田島良保騎手。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったアスコットルーラに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

7月26日、札幌日刊スポーツ杯（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島良保騎手。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したコクサイクラウンにハナ差届かず2着に甘んじた。

11月16日、G1のマイルチャンピオンシップ（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は柴田政見騎手。18頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

12月14日、G3のCBC賞（中京芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政見騎手。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、5着に終わった。

5歳（1987年）

1月18日、平安ステークス（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政見騎手。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

2月8日、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は小島太騎手。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

3月1日、G2のマイラーズカップ（阪神芝1600m 小雪/良）に出走。鞍上は河内洋騎手。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したコンサートマスターにハナ差届かず2着となった。

3月29日、コーラルステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るコンサートマスターを鮮やかな末脚でアタマ差だけ差し切ってトップでゴールを走り抜けた。

4月26日、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手。18頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月17日、G1の安田記念（東京芝1600m 小雨/重）に出走。鞍上は小島太騎手。19頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

6月7日、ハンデG3の阪急杯（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のマヤノジョウオをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

10月10日、ハンデ戦でオープンのオパールステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のメルシーハートをクビ差振り切ってトップでゴールに入った。

11月1日、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で猛進したが、勝ったポットテスコレディにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

11月22日、G1のマイルチャンピオンシップ（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で河内洋騎手。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったニッポーテイオーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

12月20日、G3のCBC賞（中京芝1200m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は田島良保騎手。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のシマノファインをクビ差振り切って勝利をモノにした。

6歳（1988年）

2月28日、G2のマイラーズカップ（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったミスターボーイに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月20日、G2のスプリンターズステークス（東京芝1400m 曇/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は小島太騎手。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、勝ったダイナアクトレスにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4月24日、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。