キッズシタイヒャー（2017年生、母ヒシアリエル）

キッズシタイヒャー（2017年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋やった、でかした（沖縄の方言）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトーセンジョーダン（当時11歳）と交配したヒシアリエルが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中村雅明。主な勝ち鞍は2021年の一般C3。

経歴

デビュー前

武市康男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

10月21日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。18頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

12月15日、中7週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

3歳（2020年）

1月12日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

2月29日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

5月3日、中8週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武士沢友治騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

2020年5月6日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

5月29日、中3週で迎えた6戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマルブツハーモニーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月14日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

11月27日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた8戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

12月23日、中3週で迎えた9戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4歳（2021年）

1月7日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

2月23日、中6週で迎えた11戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、一般C3（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したフェイドハードを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月19日、中2週で迎えた12戦目は、高橋哲也騎手を鞍上に迎えて、絆2200（船橋ダート2200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

4月1日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡田大騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るワカミヤアトゥを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

4月20日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2四五（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡田大騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2四五（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田大騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

8月25日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、晩夏特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた17戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は高橋哲也騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

9月24日、連闘で迎えた18戦目は、一般C3二三（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋哲也騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。