ヒカルオータマ（2001年生、母ヒカルバイオレット）

ヒカルオータマ（2001年3月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋大玉（父名のタマモをもじって）」。毛色は栗毛。種牡馬のタマモクロス（当時17歳）と交配したヒカルバイオレットが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者は（有）登別上水牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方35戦9勝2着5回。2004年の北関東クイーンカップ(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

西塚安夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

7月27日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。17頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、6着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた2戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

9月13日、中3週で迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた4戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた5戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい10着に終わった。

12月20日、中7週で迎えた6戦目は、福元弘二騎手を鞍上に迎えて、2歳（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のラヴィールに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月31日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦の大晦日特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福元弘二騎手（1戦1勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったシャコーミッションからクビ差の2着となった。

3歳（2004年）

1月31日、中3週で迎えた8戦目は、3歳（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福元弘二騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の北関東クイーンカップ（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で福元弘二騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

3月2日、中1週で迎えた10戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの弥生特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の中央条件交流梅の香特別（宇都宮ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。4着を確保した。

5月8日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では脚が残っておらず17着に終わった。

6月19日、中5週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた13戦目は、3歳（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は福元弘二騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のディーエスライナーに3馬身の差をつけて2勝目をマークした。

7月5日、中1週で迎えた14戦目は、3歳オープンの天の川特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦の若駒賞（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のディーエスライナーをクビ差制して優勝

8月22日、中4週で迎えた16戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のひまわり賞（水沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

9月13日、中2週で迎えた17戦目は、3歳オープンの長月特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は福元弘二騎手（5戦2勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月17日、連闘で迎えた18戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったウェーブロックから1馬身半差の2着となった。

10月18日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた19戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のミスダーリングに1馬身の差をつけて制した。

11月11日、中2週で迎えた20戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のキョウエイロンドンを半馬身振り切って制した。

4歳（2005年）

5月28日、約6か月半の休み明けで迎えた21戦目は、一般C2六七（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したキョウエイフリューを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

6月7日、中0週で迎えた22戦目は、牝馬限定の一般C2（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛進したが、勝ったプロフュージョンにねじ伏せられてアタマ差の2着に甘んじた。

6月26日、中2週で迎えた23戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

8月3日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、一般C2五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

8月31日、中3週で迎えた25戦目は、一般C2三四（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は水野貴史騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のムーンインザダークをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

10月4日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた26戦目は、冥王星特別（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（7戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

11月14日、中5週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた27戦目は、鷺宮特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（8戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

5歳（2006年）

7月14日、約8か月の休み明けで迎えた28戦目は、一般C3一二（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（4戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

8月3日、中2週で迎えた29戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた31戦目は、一般C3一二（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマグノリアを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って優勝

9月13日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

10月4日、中2週で迎えた33戦目は、一般C2六七（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（7戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（8戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るワイエスタッチを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて8勝目を奪取した。

11月5日、中2週で迎えた35戦目は、代々木特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（9戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したジーエススナッピーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

11月28日、中2週で迎えた36戦目は、初冬特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（10戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月25日、中3週で迎えた37戦目は、牝馬限定戦の西新井特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（11戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のコラソンフェルテをハナ差振り切って9勝目を手にした。

6歳（2007年）

1月22日、中3週で迎えた38戦目は、日本橋特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で内田博幸騎手（12戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。

3月28日、中8週で迎えた39戦目は、しし座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で内田博幸騎手（13戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた40戦目は、一般C1六（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で内田博幸騎手（14戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた41戦目は、一般C1六七（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で内田博幸騎手（15戦4勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。