タマニューホープ（2006年生、母タマビッグエックス）

タマニューホープ（2006年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋新たな希望」。毛色は鹿毛。種牡馬のロサード（当時10歳）と交配したタマビッグエックスが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は斉藤安行。戦績は、中央平地43戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の郡山特別(500万下)。

経歴

デビュー前

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

6月28日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は446kg。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のエーシンウォーマンを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

11月8日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（京都芝1200m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦1勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた5戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

3歳（2009年）

2月1日、中6週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

3月1日、中1週で迎えた8戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

3月8日、連闘で迎えた9戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

5月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた11戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

8月9日、中7週で迎えた12戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のテイエムヨカドーに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月30日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の妙高特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦1勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月11日、中5週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月14日、中4週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（4戦1勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

12月5日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（5戦1勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた17戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

4歳（2010年）

1月31日、中4週で迎えた18戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鳥羽特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出し、4着に入った。

2月28日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（6戦1勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の浅草特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（7戦1勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

6月27日、約3か月半の休養明けで迎えた21戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（8戦1勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

7月10日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下の郡山特別（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（9戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のロイヤルロードを3/4馬身振り切って3勝目をつかんだ。

7月31日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の苗場特別（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は津村明秀騎手（5戦0勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

10月2日、中8週で迎えた24戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

5歳（2011年）

5月7日、約7か月の休養明けで迎えた25戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の高尾特別（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての13番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい10着に終わった。

5月22日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の由比ヶ浜特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。17頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

9月17日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から28kg戻して迎えた27戦目は、3歳以上1000万下のTVh賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（6戦0勝）。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

11月19日、中8週で迎えた28戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の国立特別（東京芝1400m 雨/重）に出走。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/不良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（7戦0勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

12月25日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上1000万下のハッピーエンドプレミアム（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（8戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

6歳（2012年）

3月4日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた31戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

3月25日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた32戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上1000万下の袖ケ浦特別（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

8月11日、約4か月の休み明けで迎えた34戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のシンガポールターフクラブ賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したジャーエスペランサを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

8月25日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上1000万下のHBC賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

12月8日、約3か月半の休み明けで迎えた36戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したキングオブローに3/4馬身届かず2着となった。

12月24日、中1週で迎えた37戦目は、3歳以上1000万下のハッピーエンドカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（10戦2勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず15着に敗れた。

7歳（2013年）

2月24日、中8週で迎えた38戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に敗れた。

3月17日、中2週で迎えた39戦目は、4歳以上1000万下の丹波特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

4月14日、中3週で迎えた40戦目は、4歳以上1000万下の袖ケ浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

8月31日、約4か月半の休み明けで迎えた41戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の羊ヶ丘特別（函館芝1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

12月8日、約3か月半の休養明けで迎えた42戦目は、3歳以上1000万下の舞浜特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（9戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

8歳（2014年）

1月13日、中4週で迎えた43戦目は、4歳以上1000万下の頌春賞（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。