スギノマジェスティ（2018年生、母シャイニングピアス）

スギノマジェスティ（2018年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+父名より」。毛色は栗毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時13歳）と交配したシャイニングピアスが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は明治牧場。主な勝ち鞍は2020年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

上村洋行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

9月12日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい12着に敗れた。

10月11日、中3週で迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出し、3着に入った。

10月25日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサトノアポロンをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

3歳（2021年）

1月23日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（中京ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた5戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

8月8日、約6か月の休養明けで迎えた6戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず14着に敗れた。

9月25日、中6週で迎えた7戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシグネチャーセルに5馬身の差をつけて勝利をモノにする

10月17日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの菅名岳特別（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は角田大和騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

4歳（2022年）

2月20日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラスの川西特別（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るイルミネーターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3月5日、中1週で迎えた11戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの上総ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

5月14日、中9週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの三河ステークス（中京ダート1800m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は岩田望来騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に敗れた。

6月19日、中4週で迎えた13戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのオークランドサラブレッドレーシングトロフィー（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

8月21日、中8週で迎えた14戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの薩摩ステークス（小倉ダート1700m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず13着に終わった。

10月2日、中5週で迎えた15戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの白川郷ステークス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

5歳（2023年）

1月24日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた16戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、ジャニュアリー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた17戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、白富士賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったフラテルニテに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月8日、中1週で迎えた18戦目は、ブリリアントカップトライアル（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、3着に入った。

6月9日、約3か月の休み明けで迎えた19戦目は、ムーンストーン賞（大井ダート1650m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた20戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、南風賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

8月1日、中4週で迎えた21戦目は、東京記念トライアル（大井ダート2400m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は町田直希騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

12月8日、約4か月半の休養明けで迎えた22戦目は、スマイルシティ・品川賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

12月28日、中2週で迎えた23戦目は、ラストトゥインクル賞（大井ダート1650m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったヒロシゲジャックに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

6歳（2024年）

1月24日、中3週で迎えた24戦目は、初富士賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に敗れた。

2月27日、中4週で迎えた25戦目は、一般B1三（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた26戦目は、アンタレス特別（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（4戦0勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

6月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた27戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、スポーツ報知賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

9月10日、約3か月の休養明けで迎えた28戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、初嵐賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた29戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、ペガサス賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた30戦目は、岡遼太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた31戦目は、一般C3-3（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡遼太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。