フジヤマチュウジ（1989年生、母トキノウエルダム）

フジヤマチュウジ（1989年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のシナノボーイ（当時8歳）と交配したトキノウエルダムが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は犾守石太郎。戦績は、中央平地31戦3勝2着3回、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は1993年のアラ系4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

坪憲章厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

8月4日、デビュー戦は須貝尚介騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

9月28日、中5週で迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

10月19日、中2週で迎えた4戦目は、アラ系3歳未勝利（京都ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で須貝尚介騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

10月26日、連闘で迎えた5戦目は、アラ系3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で須貝尚介騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた6戦目は、アラ系3歳未勝利（京都ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で須貝尚介騎手（5戦0勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったポットアラビアンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

11月24日、連闘で迎えた7戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタケハナクインに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月8日、中1週で迎えた8戦目は、アラ系3歳400万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は須貝尚介騎手（6戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

12月14日、連闘で迎えた9戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

3歳（1992年）

1月6日、中2週で迎えた10戦目は、アラ系4歳以上400万下（京都ダート1800m 雨/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は須貝尚介騎手（7戦0勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた11戦目は、アラ系4歳以上400万下（京都ダート1200m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（8戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

2月8日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、楠孝志騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に55kgの斤量を背負って出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

2月23日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた13戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は岸滋彦騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた14戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下のアラブ特別（中京ダート1700m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

3月29日、中1週で迎えた15戦目は、アラ系4歳以上400万下（中京ダート1700m 雨/不良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るユウファイブを異次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利をモノにする

4月11日、中1週で迎えた16戦目は、アラ系4歳以上オープン（阪神ダート1800m 曇/重）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で塩村克己騎手（2戦1勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた17戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上800万下（新潟ダート1700m 晴/重）に55kgの斤量を背負って出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた18戦目は、アラ系4歳以上800万下のアラブ特別（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

5月17日、連闘で迎えた19戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（新潟ダート1700m 晴/重）に55kgの斤量を背負って出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

11月1日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた20戦目は、アラ系4歳以上オープン（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。6頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

11月7日、連闘で迎えた21戦目は、アラ系4歳以上オープン（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた22戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（中京ダート1000m 曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた23戦目は、アラ系4歳以上オープン（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

4歳（1993年）

1月6日、中1週で迎えた24戦目は、アラ系4歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のショウザンイチバンに1馬身1/4の差をつけて3勝目をつかんだ。

1月31日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

2月20日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた26戦目は、アラ系4歳以上オープン（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた27戦目は、アラ系4歳以上800万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた28戦目は、アラ系4歳以上800万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で芹沢純一騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったリバーヒーローに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

4月10日、中2週で迎えた29戦目は、アラ系4歳以上オープン（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で芹沢純一騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた30戦目は、アラ系4歳以上800万下（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた31戦目は、アラ系4歳以上800万下のアラブ特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったタカネザクラに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

9月13日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた32戦目は、三浦誠騎手を鞍上に迎えて、長月特別（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた33戦目は、長月特別（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた34戦目は、神無月特別（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で三浦誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。