リバーヒーロー（1989年生、母ゴールドフイーバー）

リバーヒーロー（1989年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のイチトクオー（当時10歳）と交配したゴールドフイーバーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は宮城県、生産者は猪股牧場。戦績は、中央平地31戦4勝2着11回。1992年のタマツバキ記念(重賞)で2着に入った他、1992年の三春ステークス(アラ系4歳以上オープンハンデ)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

柄崎孝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1991年）

6月23日、デビュー戦は田中剛騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1200m 小雨/稍重）に出走。馬体重は436kg。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい7着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた3戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

8月4日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

8月10日、連闘で迎えた5戦目は、西浦勝一騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた6戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず3着に終わった。

8月31日、連闘で迎えた7戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（1戦0勝）。6頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったサンダーボレロにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

9月21日、中2週で迎えた8戦目は、アラ系3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は田中剛騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

10月6日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた9戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったナトゥーラに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

10月26日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた10戦目は、アラ系3歳未勝利（福島ダート1000m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエーピータイガーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた11戦目は、アラ系3歳未勝利（福島芝1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。5頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシャインセンターに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月7日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳オープン（中山ダート1200m 晴/良）に出走。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

3歳（1992年）

1月12日、中4週で迎えた13戦目は、アラ系4歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

2月1日、中2週で迎えた14戦目は、アラ系4歳以上400万下のアラブ特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったネオアイクに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

2月16日、中1週で迎えた15戦目は、3歳オープンのシュンエイ記念（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったネオアイクに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

3月14日、中3週で迎えた16戦目は、アラ系4歳以上400万下のアラブ特別（中京ダート1700m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（5戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、マリンパレードに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

4月11日、中3週で迎えた17戦目は、アラ系4歳以上オープン（中山ダート1800m 曇/不良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆徳騎手（6戦1勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

5月3日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、アラ系4歳以上400万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で菊沢隆徳騎手（7戦1勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

5月10日、連闘で馬体重を前走から6kg戻して迎えた19戦目は、アラ系4歳以上400万下（新潟芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で菊沢隆徳騎手（8戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったイベンダートムにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

7月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、アラ系4歳以上800万下（札幌ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で菊沢隆徳騎手（9戦1勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

8月15日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた21戦目は、アラ系4歳以上800万下（函館芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で菊沢隆徳騎手（10戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月29日、中1週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた22戦目は、アラ系4歳以上800万下（函館ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で菊沢隆徳騎手（11戦1勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に終わった。

9月5日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた23戦目は、アラ系4歳以上オープン（函館芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で菊沢隆徳騎手（12戦1勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったマドンナマーチを半馬身捉え切れず2着となった。

9月20日、中1週で迎えた24戦目は、重賞のタマツバキ記念（函館芝2000m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は11戦連続で菊沢隆徳騎手（13戦1勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったネオアイクに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月4日、中1週で迎えた25戦目は、常葉ステークス（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で菊沢隆徳騎手（14戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のワカサルーチェーをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

10月17日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦でオープンの三春ステークス（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で菊沢隆徳騎手（15戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のタケイチラッキーを半馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

11月14日、中3週で迎えた27戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアラブ王冠（福島芝1800m 晴/良）に58kgの斤量を背負って出走。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

12月5日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、アラブ大賞典（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（16戦3勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

4歳（1993年）

3月20日、約3か月半の休養明けで迎えた29戦目は、アラ系4歳以上800万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（17戦3勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のフジヤマチュウジに2馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

4月10日、中2週で迎えた30戦目は、アラ系4歳以上オープン（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（18戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったヒロタイムに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

5月1日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ戦でオープンのアラブステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆徳騎手（19戦4勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったタケイチラッキーにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。