グレースコメット（1996年生、母マルゴスイセイ）

Grace Comet

1996.05.20

グレースコメット（1996年5月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のスキャン（当時8歳）と交配したマルゴスイセイが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）王蔵牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方9戦4勝。主な勝ち鞍は2000年の一般D3。

経歴

デビュー前

高木嘉夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

5月22日、デビュー戦は柴田未崎騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き13着に終わった。

6月19日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

7月4日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、4歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

12月11日、約5か月半の休養明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

12月19日、連闘で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩部純二騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

4歳（2000年）

2月6日、中6週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で岩部純二騎手（4戦0勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

2月12日、連闘で迎えた7戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岩部純二騎手（5戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

5月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から24kg増やして迎えた8戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

6月29日、中7週で迎えた9戦目は、中村裕司騎手を鞍上に迎えて、一般D4（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のタカラハイウェイに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月27日、中3週で迎えた10戦目は、一般D4（旭川ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中村裕司騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のシユウイットーをハナ差制して優勝

8月16日、中2週で迎えた11戦目は、一般D3（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中村裕司騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のグランドメダリストに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月7日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、一般D3（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で中村裕司騎手（3戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月20日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた13戦目は、一般D3（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中村裕司騎手（4戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のカズに2馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

10月4日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた14戦目は、ニシパの恋人特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で中村裕司騎手（5戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた15戦目は、新冠サラブレッド銀座特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で中村裕司騎手（6戦4勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた16戦目は、門別軽種馬生産振興会特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で中村裕司騎手（7戦4勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。12着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた17戦目は、富浜特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で中村裕司騎手（8戦4勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。10着に終わった。