マイネルティプトン（2017年生、母Heywards Park）

マイネルティプトン（2017年3月31日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のストリートセンス（当時13歳）と交配したHeywards Parkが6歳のときに産んだ仔が本馬である。2022年のトリトン争覇オープン(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額2,500万円（25万×100口）で一口馬主が募集された。

青木孝文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

8月10日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に敗れた。

8月31日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

3歳（2020年）

3月4日、約4か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳戦のマーチフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

5月16日、中9週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝2400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた8戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 雨/不良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

7月28日、中5週で迎えた9戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベルクレアシオンに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月20日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のニノマエに1馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月7日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1十十一（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のフォルデュランを3/4馬身振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

10月8日、中3週で迎えた12戦目は、人つながる墨田区賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のカイマナを3/4馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

4歳（2021年）

2月19日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、一般C1一二三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（4戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のテンプテーションをクビ差振り切って怒涛の5連勝を決めた。

3月12日、中2週で迎えた14戦目は、朧月賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で笹川翼騎手（5戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

4月15日、中4週で迎えた15戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、オメガ賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイコウイモンを鮮烈な末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

4月26日、中1週で迎えた16戦目は、トーラス賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るファーストスキップを上がり2位の末脚でハナ差だけ差し切って7勝目をゲットした。

5月19日、中2週で迎えた17戦目は、薫風賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るスターズテソーロを豪快な末脚でクビ差だけ差し切って勝利をモノにする

9月21日、約4か月の休み明けで迎えた18戦目は、紫苑賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（3戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、伸びてきたスズノチェルシー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

10月5日、中1週で迎えた19戦目は、サンタアニタトロフィートライアル（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で本田正重騎手（4戦3勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

5歳（2022年）

3月29日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた20戦目は、花嵐賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（6戦5勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったフラテルニテに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

4月20日、中2週で迎えた21戦目は、東風賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（7戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

5月23日、中4週で迎えた22戦目は、さつき賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（8戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

6月23日、中3週で迎えた23戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のトリトン争覇オープン（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったウインユニファイドに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

7月18日、中3週で迎えた24戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の名港盃オープン（名古屋ダート2000m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

6歳（2023年）

5月19日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた25戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、湾岸スターカップ（名古屋ダート2100m 雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

6月15日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた26戦目は、地方重賞のトリトン争覇オープン（名古屋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた27戦目は、かに座特別（名古屋ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。