シームリー（2012年生、母スマートストーム）

シームリー（2012年5月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「見た目に快い、美しい」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時15歳）と交配したスマートストームが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地14戦1勝2着2回、地方30戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2015年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

飯田雄三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

1月24日、デビュー戦は岡田祥嗣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は456kg。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた2戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

3月8日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

5月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

7月11日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、勝ったナムラケイトに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

7月26日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサトノシャルマンを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月16日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で酒井学騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエナジャイズに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2016年）

4月23日、約8か月半の休み明けで迎えた9戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に敗れた。

5月29日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（6戦1勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

12月23日、約7か月の休み明けで迎えた11戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

5歳（2017年）

1月21日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る形となり、厳しいペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた13戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

4月9日、中5週で迎えた15戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B4（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた16戦目は、晩春賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた17戦目は、ホトトギス賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

5月20日、中1週で迎えた18戦目は、メジロ賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で児島真二騎手（3戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手に欠いて3着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた19戦目は、鳴神月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で児島真二騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったテイエムダイバリキに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

6月17日、中1週で迎えた20戦目は、緑風賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で児島真二騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に終わった。

7月13日、中3週で迎えた21戦目は、東原悠善騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた22戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、ジュライ賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた23戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C1九十（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

9月5日、中2週で迎えた24戦目は、成田賞（船橋ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

9月14日、連闘で迎えた25戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のシンデレラチャレンジ4（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた26戦目は、一般C1七八九（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

10月20日、中1週で迎えた27戦目は、城下町岩槻鷹狩り行列記念（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

11月2日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた28戦目は、メトロポリタンウィークファイナル賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

11月13日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた29戦目は、一般C1三四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（5戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は中野省吾騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた31戦目は、牝馬限定戦のポインセチア賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したヴィランドリーを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

12月26日、中1週で迎えた32戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

6歳（2018年）

1月16日、中2週で迎えた33戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般C3-7（高知ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエクセレンワールドを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

1月30日、中1週で迎えた34戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したステイリッチを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月6日、連闘で迎えた35戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3-7（高知ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のピティヴィエに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月27日、中2週で迎えた36戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、梅花特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた37戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、ヒヤシンス特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた38戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るファジーネーブルを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月8日、中1週で迎えた39戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で妹尾浩一朗騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた40戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で妹尾浩一朗騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

5月12日、中2週で迎えた41戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で妹尾浩一朗騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のクラウンカイザーに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月27日、中1週で迎えた42戦目は、アヤメ特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で妹尾浩一朗騎手（4戦2勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた43戦目は、アジサイ特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で妹尾浩一朗騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた44戦目は、一般C3-2（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で妹尾浩一朗騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。