ヘニーイクシード（2020年生、母ラインハート）

ヘニーイクシード（2020年1月19日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「父名の一部+限界を超える。父を超越する」。毛色は栗毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時17歳）と交配したラインハートが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺湖町、生産者はレイクヴィラファーム。主な勝ち鞍は2023年の一般C2七。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

12月24日、デビュー戦は荻野極騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

3歳（2023年）

2月25日、中8週で迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた3戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

4月26日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、チロロの巨石賞（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

9月13日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた5戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

11月26日、中7週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた7戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、無料ネット新聞うまかつ.net金沢賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアルブレーヴに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月12日、中1週で迎えた8戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、いなほ1周年おめでとう!記念（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロッシーニを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月25日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2七（金沢ダート1500m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で栗原大河騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のスングリダンダンを半馬身振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

4歳（2024年）

1月30日、中4週で迎えた10戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

2月20日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C2（姫路ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C2（姫路ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

4月15日、中5週で迎えた13戦目は、加藤翔馬騎手を鞍上に迎えて、能登半島地震復興支援杯11（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、ワラッテユルシテにクビ差交わされて2着となった。

4月30日、中1週で迎えた14戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、能登半島地震復興支援杯18（金沢ダート1500m 小雨/稍重）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイシンウィンクに7馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

5月21日、中2週で迎えた15戦目は、特別編成（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、伸びてきたブルーアーカイブ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6月18日、中3週で迎えた16戦目は、甲賀弘隆騎手を鞍上に迎えて、一般B2三（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。