ウエストチェスター（2002年生、母ダーリングナイス）

ウエストチェスター（2002年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のパークリージエント（当時21歳）と交配したダーリングナイスが13歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は山口義彦。戦績は、地方42戦6勝2着6回。主な勝ち鞍は2005年のツインマッチ特別(C1)。

経歴

デビュー前

出川克己厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2004年）

9月24日、デビュー戦は桑島孝春騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は481kg。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったナイトスクールに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月26日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

3歳（2005年）

2月21日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1400m 内回り晴/不良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

3月15日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

4月26日、中5週で迎えた5戦目は、3歳（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月31日、中4週で迎えた6戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて抜け出し、最後は2着のリュウノアボリジニに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月22日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るディナーパーティを鮮やかな末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を獲得した。

7月10日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、グレイズインに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

8月19日、中3週で迎えた10戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、伸びてきたマルハチバルタバス決め手に屈して半馬身差の2着となった。

9月7日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦のオータムフラワー賞（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったマルマツキセキに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

9月27日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、3歳戦のツインマッチ特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（7戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のディープポケットをクビ差振り切って勝利をモノにする

10月27日、中3週で迎えた13戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（8戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

11月23日、中3週で迎えた14戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C1四ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

12月19日、中3週で迎えた15戦目は、一般C1四五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（9戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のワタヤビクトリーに1馬身半の差をつけて4勝目をマークした。

4歳（2006年）

1月25日、中4週で迎えた16戦目は、昇龍特別（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（10戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、フォアボーダーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月27日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C1二アイ（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

11月16日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1二アイ（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい4着に敗れた。

12月8日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月22日、中1週で迎えた20戦目は、冬至特別（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

5歳（2007年）

1月11日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1二アイ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、ビーアヘッドに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

2月2日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（5戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

2月9日、連闘で迎えた23戦目は、一般C1二アイ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（6戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のシャンハイピットに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

5月30日、約3か月半の休養明けで迎えた24戦目は、ハンデ戦のジャパンフラワーフェスティバル賞（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で張田京騎手（7戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

6月18日、中2週で迎えた25戦目は、一般B3三（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で張田京騎手（8戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

7月13日、中3週で迎えた26戦目は、田中力騎手を鞍上に迎えて、千代田区特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた27戦目は、犬吠埼特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（9戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

8月21日、中3週で迎えた28戦目は、スターペリドット特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（10戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

9月27日、中4週で迎えた29戦目は、鶺鴒特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（11戦1勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

6歳（2008年）

2月5日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた30戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C1三アイ（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

3月7日、中3週で迎えた31戦目は、一般C1二アイ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

4月3日、中3週で迎えた32戦目は、一般C1二アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（11戦3勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

4月16日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた33戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

5月7日、中2週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた34戦目は、一般C1四アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（12戦1勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた35戦目は、楽天GORA賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

6月13日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた36戦目は、脇田創騎手を鞍上に迎えて、一般C1二アイ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

7月7日、中2週で迎えた37戦目は、一般C1九十（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で脇田創騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のパープルパンチに3馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

9月3日、中7週で迎えた38戦目は、一般B3四 C1四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で脇田創騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた39戦目は、花野特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で脇田創騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた40戦目は、浦島特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で脇田創騎手（4戦1勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

11月5日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた41戦目は、錦秋特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で脇田創騎手（5戦1勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた42戦目は、山下貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。