オースミトキカゼ（1998年生、母イブキアームレット）

オースミトキカゼ（1998年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のナリタタイシン（当時8歳）と交配したイブキアームレットが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は山際辰夫。戦績は、中央平地13戦0勝2着1回、地方35戦3勝2着8回。主な勝ち鞍は2004年の九千部賞(C1)。

経歴

デビュー前

成島英春厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

12月9日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず最後はサムソンホワイトと並んで7着同着となった。

3歳（2001年）

1月8日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

2月4日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

3月10日、中4週で迎えた5戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

4月15日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

6月16日、中4週で迎えた10戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、6着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、ワンダーセプターに半馬身交わされて2着となった。

4歳（2002年）

4月29日、約8か月半の休養明けで迎えた14戦目は、笹木美典騎手を鞍上に迎えて、美しが丘特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月5日、連闘で迎えた15戦目は、早来特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹木美典騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた16戦目は、日本軽種馬登録協会特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹木美典騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月5日、連闘で迎えた17戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、登別マリンパーク特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったスズカエースから3馬身差の2着となった。

6月27日、中2週で迎えた18戦目は、渋谷裕喜騎手を鞍上に迎えて、日本レーシングサービス特別（旭川ダート2100m 雨/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったロシアンスターから6馬身差の2着となった。

7月18日、中2週で迎えた19戦目は、別海こめちち特別（旭川ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のキタノモノノフに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月1日、中1週で迎えた20戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、三井グリーンランド特別（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月20日、中2週で迎えた21戦目は、豊富ミルク特別（旭川ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた22戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、アンドロメダ特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた23戦目は、賀張特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は笹木美典騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた24戦目は、日高建設協会特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月10日、連闘で迎えた25戦目は、門別町LPガス（協）（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は渋谷裕喜騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったポピーからアタマ差の2着となった。

11月5日、中3週で迎えた26戦目は、JA富川ルシナ特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったサキノサンダーから1馬身差の2着となった。

11月21日、中1週で迎えた27戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、門別短距離特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。12着に敗れた。

5歳（2003年）

4月9日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた28戦目は、福満特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は桜井拓章騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月22日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた29戦目は、北海道競馬記者クラブ特別（札幌(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた30戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、大樹歴舟川特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のサイダーストリームに半馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月28日、中2週で迎えた31戦目は、屯田特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は桜井拓章騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた32戦目は、厚別特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は川島雅人騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた33戦目は、厚別特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島雅人騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた34戦目は、士別九十九特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（5戦1勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた35戦目は、アルデバラン特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は川島雅人騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったホウヨウザキングから2馬身半差の2着となった。

8月19日、中1週で迎えた36戦目は、レオニズ特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島雅人騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた37戦目は、カノープス特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島雅人騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた38戦目は、日本農業新聞特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島雅人騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったナリタマッキンリーから1馬身半差の2着となった。

9月30日、中1週で迎えた39戦目は、太陽の瞳特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で川島雅人騎手（7戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた40戦目は、「新冠レ・コード館」特別（門別ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川島雅人騎手（8戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月29日、中6週で迎えた41戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したベルガモットシールを捕まえ切れず、5馬身差の2着となった。

12月20日、中2週で迎えた42戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マルベーヤに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6歳（2004年）

1月5日、中1週で迎えた43戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴光騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキングメルシーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて3勝目を収める

1月18日、中1週で迎えた44戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山下貴光騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

5月4日、約3か月半の休み明けで迎えた45戦目は、3歳以上A3 B1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で山下貴光騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた46戦目は、3歳以上B1（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山下貴光騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた47戦目は、3歳以上B1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山下貴光騎手（6戦1勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

7月3日、中3週で迎えた48戦目は、3歳以上A3 B1（佐賀ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で山下貴光騎手（7戦1勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。