カシノフローライト（2009年生、母ビューティマロン）

カシノフローライト（2009年5月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時14歳）と交配したビューティマロンが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）越湖牧場。戦績は、地方41戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2011年のファイナルホース。

経歴

デビュー前

1歳のとき、越湖牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、越湖牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、柏木務によって304.5万円で落札された。

山田勇厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（2011年）

5月29日、デビュー戦は鮫島克也騎手を鞍上に据えて、2歳戦のルーキーステージ（佐賀ダート900m 雨/不良）に出走。馬体重は437kg。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったガルホームに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

6月25日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のアマクサカントリーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月23日、中3週で迎えた3戦目は、南谷圭哉騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアゲインステージ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた4戦目は、2歳（佐賀ダート900m 雨/重）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず3着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（3戦1勝）。5頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ガイヤクインに半馬身交わされて2着となった。

10月2日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた6戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（4戦1勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では速い脚を使えず3着に敗れた。

10月21日、中2週で迎えた7戦目は、2歳戦のファイナルホース（荒尾ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（5戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のイーグルロッジをハナ差制して単勝一倍台の支持に応えた。

12月10日、中6週で迎えた8戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のカペラ賞（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

3歳（2012年）

1月2日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦の初夢特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったレコパンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

1月21日、中2週で迎えた10戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の筑紫野特選（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

3月10日、中6週で迎えた11戦目は、3歳戦の大観峰特選（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は長田進仁騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた12戦目は、3歳戦の肥前特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、ウルトラキングにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月29日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦の有田焼特選（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で長田進仁騎手（4戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサクラカリノを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

5月20日、中2週で迎えた14戦目は、エメラルド特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で長田進仁騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞のDW2012九州ダービー栄城賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で長田進仁騎手（6戦1勝）。10頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた16戦目は、パール特選（佐賀ダート1750m 曇/重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で長田進仁騎手（7戦1勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず4着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた17戦目は、高野誠毅騎手を鞍上に迎えて、ジュライ特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に56kgの斤量を背負って出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた18戦目は、ルビー特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で高野誠毅騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた19戦目は、カーネリアン特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高野誠毅騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた20戦目は、サードニックス特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高野誠毅騎手（3戦0勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく4着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた21戦目は、セプテンバー特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は南谷圭哉騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた22戦目は、サファイア特選（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月23日、連闘で迎えた23戦目は、3歳地方重賞のロータスクラウン賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南谷圭哉騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた24戦目は、オパール特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で南谷圭哉騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

12月1日、中6週で迎えた25戦目は、ターコイズ特選（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で南谷圭哉騎手（5戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた26戦目は、ディセンバー特選（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で南谷圭哉騎手（6戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

4歳（2013年）

1月6日、中1週で迎えた27戦目は、ジャニュアリー特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で南谷圭哉騎手（7戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

2月11日、中4週で迎えた28戦目は、ホークス杯（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で南谷圭哉騎手（8戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

3月24日、中5週で迎えた29戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で南谷圭哉騎手（9戦0勝）。6頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた30戦目は、ダイヤモンド特選（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で南谷圭哉騎手（10戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着を確保した。

5月6日、中1週で迎えた31戦目は、メイ特選（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で南谷圭哉騎手（11戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた32戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、エメラルド特選（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた33戦目は、ジューン特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は南谷圭哉騎手（12戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた34戦目は、パール特選（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（13戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく4着に終わった。

7月14日、中3週で迎えた35戦目は、ルビー特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（6戦2勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた36戦目は、ジュライ特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は南谷圭哉騎手（14戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた37戦目は、オーガスト特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（15戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

9月1日、中2週で迎えた38戦目は、サファイア特選（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で南谷圭哉騎手（16戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

9月28日、中3週で迎えた39戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南谷圭哉騎手（17戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた40戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は川島拓騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた41戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は南谷圭哉騎手（18戦0勝）。7頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。