アタゴドリーム（1990年生、母タイムジーマー）

アタゴドリーム（1990年3月20日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のハツタダイドウ（当時10歳）と交配したタイムジーマーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は宝寄山勉。戦績は、中央平地8戦1勝2着2回、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は1992年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

藤原敏文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1992年）

7月25日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、ニッシンキャスターに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

8月8日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のセイフクスターに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（1993年）

5月1日、約9か月の休養明けで迎えた3戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（新潟ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた4戦目は、アラ系4歳以上400万下（新潟芝1400m 外回り曇/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい7着に敗れた。

6月12日、中3週で迎えた5戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上800万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

6月19日、連闘で迎えた6戦目は、アラ系4歳以上オープン（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。6頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり6着に終わった。

6月26日、連闘で迎えた7戦目は、アラ系4歳以上800万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月25日、中3週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた8戦目は、アラ系4歳以上800万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山義行騎手（3戦0勝）。5頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、トウヤランナーに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

11月20日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、雑賀秀介騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C4-2（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のソールマンをクビ差制して2勝目を奪取した。