スピーディブレイク（2020年生、母ブレイクマイハート）

スピーディブレイク（2020年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「素早い+母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のマクフィ（当時13歳）と交配したブレイクマイハートが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は辻牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利(未勝利)。

経歴

デビュー前

村田一誠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

9月24日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/不良）に出走。馬体重は426kg。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

11月13日、中6週で迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月28日、中5週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

3歳（2023年）

2月12日、中6週で迎えた4戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったミッキーキャンバスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月25日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で今村聖奈騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月8日、中5週で迎えた6戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月14日、中4週で迎えた7戦目は、3歳戦の3歳未勝利（東京芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したクラウドセイルにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月3日、中2週で迎えた8戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（東京芝2000m 曇/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のウインルピナスに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月5日、約5か月の休み明けで迎えた9戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの三春駒特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた11戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの高山特別（中京芝2200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮したが、4着に終わった。

4歳（2024年）

2月3日、中6週で迎えた12戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝2600m 小雨/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラスの国東特別（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したシャドウソニックに半馬身届かず2着に敗北した。

3月23日、中3週で迎えた14戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの金山特別（中京芝2000m 小雨/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したワンダイレクトを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月21日、中3週で迎えた15戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの飯盛山特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月27日、約6か月半の休み明けで迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラスの湯沢特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラスの磐梯山特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のビッグベルーガをクビ差振り切って久々に白星を挙げた。

12月22日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、T.マーカンド騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5歳（2025年）

1月26日、中4週で迎えた19戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの海の中道特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの箱根特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

4月6日、中6週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの安房特別（中山芝2500m 小雨/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた22戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの利根川特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

6月15日、中7週で迎えた23戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの津軽海峡特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、勝ったタマモプルメリアにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

7月5日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上2勝クラスの竜飛崎特別（函館ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

8月9日、中4週で迎えた25戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの藻岩山特別（札幌芝2000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2025年8月19日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。