ピュアルネッサンス（2000年生、母オシャレナウィーク）

ピュアルネッサンス（2000年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「純粋なルネッサンス」。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時16歳）と交配したオシャレナウィークが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）大柳ファーム。戦績は、中央平地10戦2勝、地方19戦8勝2着5回。2005年の東海クラウン(一般A1)に勝利した他、2004年のトルマリンオープン(一般A1)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

3月8日、デビュー戦は川合達彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は468kg。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

3月22日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川合達彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のナリタグランジャーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月5日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、3歳500万下（阪神芝1600m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で川合達彦騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

4月27日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で川合達彦騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で川合達彦騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のコスモブレーンに2馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

6月7日、中3週で迎えた6戦目は、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で川合達彦騎手（5戦2勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

9月28日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の箕面特別（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で川合達彦騎手（6戦2勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい14着に終わった。

10月26日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で川合達彦騎手（7戦2勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で川合達彦騎手（8戦2勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

12月21日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の高砂特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で川合達彦騎手（9戦2勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

4歳（2004年）

2月25日、中8週で迎えた11戦目は、河端秀俊騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップディアナ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のハクリュウベストをクビ差制して3勝目を挙げた。

3月29日、中4週で迎えた12戦目は、レンギョウ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河端秀俊騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のシークレットリガーに4馬身の差をつけて制した。

4月15日、中1週で迎えた13戦目は、地方重賞の東海桜花賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で河端秀俊騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月6日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、藤の花特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で河端秀俊騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のラスベガスツアーに6馬身の差をつけて優勝

6月10日、中4週で迎えた15戦目は、ねむの木特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で河端秀俊騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のシークレットリガーに1馬身半の差をつけて6勝目を手中に収めた。

7月5日、中3週で迎えた16戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、クチナシ特別（名古屋ダート1600m 雨/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のエムエフファルコンに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月16日、中5週で迎えた17戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、G3のサマーチャンピオン（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

9月9日、中2週で迎えた18戦目は、秋の鞍オープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルブツワールドから3馬身差の2着に敗北した。

9月23日、中1週で迎えた19戦目は、トルマリンオープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のイッコーオーに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月15日、中2週で迎えた20戦目は、地方重賞のスプリント（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キウィダンスに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月28日、中1週で迎えた21戦目は、徳川園特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったレイナワルツから1馬身差の2着に敗北した。

11月23日、中3週で迎えた22戦目は、いろり火特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミステクノに5馬身の差をつけて9勝目を奪取した。

12月7日、中1週で迎えた23戦目は、G3のとちぎマロニエカップ（宇都宮ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（6戦3勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。

5歳（2005年）

1月4日、中3週で迎えた24戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞の名古屋記念（名古屋ダート1900m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。10着に敗れた。

1月26日、中2週で迎えた25戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（7戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミステクノに6馬身の差をつけて優勝

2月17日、中2週で迎えた26戦目は、地方重賞のマイル争覇（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（8戦4勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた27戦目は、愛・地球博特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（9戦4勝）。5頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったレイナワルツから半馬身差の2着となった。

3月10日、連闘で迎えた28戦目は、地方重賞のマーチカップ（笠松ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（10戦4勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

9月9日、約6か月の休養明けで迎えた29戦目は、サファイヤオープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（11戦4勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したレイナワルツを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。