ビーチパレード（2008年生、母ビーチフラッグ）

ビーチパレード（2008年5月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ビーチの行進」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時9歳）と交配したビーチフラッグが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地25戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額1,600万円（40万×40口）で一口馬主が募集された。

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

12月4日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は462kg。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたキクノレジーナ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

12月25日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

3歳（2011年）

1月16日、中2週で迎えた3戦目は、U.リスポリ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でU.リスポリ騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でU.リスポリ騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

5月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。

5月22日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のブラックアテナをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

6月25日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（3戦1勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川島信二騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着を確保した。

7月24日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川島信二騎手（5戦1勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るスナークヒロインを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月25日、中8週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のSTV賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は7戦連続で川島信二騎手（6戦2勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入り込んだ。

10月23日、中3週で迎えた13戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の三年坂特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

12月11日、中6週で迎えた14戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

4歳（2012年）

1月9日、中3週で迎えた15戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

1月21日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず最後はタガノガルーダと並んで7着同着となった。

4月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた18戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の糺の森特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5月19日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の御室特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた20戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の南港特別（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

6月23日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ウィリアムズ騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたダノンウィスラー決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

7月21日、中3週で迎えた22戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したシーズンズベストを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月11日、約3か月半の休養明けで迎えた24戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の西郷特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

12月15日、中4週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上はC.ウィリアムズ騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のジョーアカリンをクビ差振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。