ベニエ（2020年生、母ジニアスミノル）

ベニエ（2020年3月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「揚げた生地(仏)。ドーナツに似た食べ物」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンカーク（当時14歳）と交配したジニアスミノルが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はフジワラフアーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方24戦8勝2着2回。主な勝ち鞍は2023年の一般C2十。

経歴

デビュー前

稲垣幸雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

11月19日、デビュー戦は野中悠太郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

3歳（2023年）

3月4日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、3歳戦の3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

4月29日、中7週で迎えた3戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって8着に終わった。

6月24日、中7週で迎えた4戦目は、3歳戦の3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

8月19日、中7週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で永野猛蔵騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

10月1日、中5週で迎えた6戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のティーラミレスに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月24日、中2週で迎えた7戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るノースショアガールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて2勝目を手にした。

11月19日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた10戦目は、C1七組（水沢ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で高橋悠里騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた11戦目は、一般C1五（水沢ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋悠里騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

4歳（2024年）

1月21日、中4週で迎えた12戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、2024M&Kジョッキーズカップ第1戦（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた13戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、一般C2 21（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のミスターホウジュを3/4馬身振り切って3勝目を挙げた。

2月25日、中2週で迎えた14戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田義貴騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2 13（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山田義貴騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったウイニングメイビーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

3月31日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2 11（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山田義貴騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のジャスティスボスに2馬身の差をつけて4勝目をゲットした。

4月20日、中2週で迎えた17戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、さがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞（佐賀ダート1300m 雨/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた18戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、薫風特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた19戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、一般C2-4（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

6月15日、中3週で迎えた20戦目は、一般C2-4（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた21戦目は、しし座特選（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は山田義貴騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったメイショウフェリオに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月14日、中1週で迎えた22戦目は、穂1周年記念レース（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田義貴騎手（5戦2勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた23戦目は、やるぜ、JBC賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田義貴騎手（6戦2勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

8月18日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、こだわり栽培の岩石農産さがびより別格米杯（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田義貴騎手（7戦2勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月1日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた25戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で山田義貴騎手（8戦2勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のプラチナリボンに2馬身半の差をつけて5勝目をマークした。

9月14日、中1週で迎えた26戦目は、及川烈騎手を鞍上に迎えて、一般C1-7（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアイズオンミーに7馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月22日、連闘で迎えた27戦目は、長崎街道境原宿特選（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は山田義貴騎手（9戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンサンタイヨウを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて優勝

10月6日、中1週で迎えた28戦目は、寒露賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田義貴騎手（10戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のイチノコマチに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月4日、中3週で迎えた29戦目は、SAGAアリーナ賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田義貴騎手（11戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。