コスモイグナーツ（2015年生、母ナパ）

コスモイグナーツ（2015年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋燃えるように輝くの意味を持つドイツの人名より」。毛色は青鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時8歳）と交配したナパが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）高村牧場。2017年のアイビーステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高村牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって2,484万円で落札された。

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

6月11日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

7月1日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のジュンエスポワールを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

9月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り5着に終わった。

10月21日、中3週で迎えた4戦目は、2歳オープンのアイビーステークス（東京芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（3戦1勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の敢闘精神で渋太く持ち堪えて、最後は2着のシャルルマーニュをハナ差振り切って2勝目をゲットした。

11月18日、中3週で迎えた5戦目は、2歳G3の東京スポーツ杯2歳ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で柴田大知騎手（4戦2勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて6着に終わった。

3歳（2018年）

1月14日、中7週で迎えた6戦目は、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田大知騎手（5戦2勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

2月11日、中3週で迎えた7戦目は、3歳G3の共同通信杯（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田大知騎手（6戦2勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

3月18日、中4週で迎えた8戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた9戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（7戦2勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

5月5日、中3週で迎えた10戦目は、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（8戦2勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

11月3日、約6か月の休み明けで迎えた11戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のノベンバーステークス（東京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを2馬身以上キープして、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

12月9日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の常総ステークス（中山芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は柴田大知騎手（9戦2勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

4歳（2019年）

2月2日、中7週で迎えた13戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の節分ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、後続を2馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた14戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の武庫川ステークス（阪神芝1600m 外回り小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のガッツでしぶとく粘り込んで、最後は2着のキロハナに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

3月24日、中2週で迎えた15戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、六甲ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

5月5日、中5週で迎えた16戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、谷川岳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って15着に終わった。

6月16日、中5週で迎えた17戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、米子ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、4着を確保した。

7月21日、中4週で迎えた18戦目は、ハンデG3の中京記念（中京芝1600m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

11月23日、約4か月の休養明けで迎えた19戦目は、キャピタルステークス（東京芝1600m 雨/不良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。17頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って16着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた20戦目は、リゲルステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

2020年2月15日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。