トウケイオリオン（2009年生、母パーフェクトチャンス）

トウケイオリオン（2009年4月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋オリオン座より」。毛色は栗毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時6歳）と交配したパーフェクトチャンスが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。戦績は、中央平地11戦0勝、地方29戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は2012年の三熊山特別。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ダーレー・ジャパンから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、木村信彦によって871.5万円で落札された。

飯田明弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

8月20日、デビュー戦は飯田祐史騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

9月11日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい16着に敗れた。

10月15日、中4週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で飯田祐史騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

3歳（2012年）

3月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で飯田祐史騎手（6戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

4月8日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、花田大昂騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

5月9日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦の三熊山特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（7戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のアルティザンを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

8月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（8戦1勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず16着に終わった。

10月10日、中8週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた11戦目は、三番叟特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（9戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた12戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は花田大昂騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

4歳（2013年）

1月13日、中6週で迎えた14戦目は、石本純也騎手を鞍上に迎えて、祝岡村卓弥成人式特別（高知ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のマインダンサーをアタマ差振り切って2勝目を掴み取った。

1月26日、中1週で迎えた15戦目は、大豊町の福寿草特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石本純也騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石本純也騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のアサクサミツボシに1馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

3月2日、中2週で迎えた17戦目は、頑張れCBの孫達特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石本純也騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったマインダンサーに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

3月17日、中1週で迎えた18戦目は、四国八十八カ所特別（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石本純也騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、クロクモにクビ差交わされて2着に惜敗した。

4月13日、中3週で迎えた19戦目は、一般B3（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で石本純也騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシーフォーアイに5馬身の差をつけて勝利をモノにする

5月12日、中3週で迎えた20戦目は、英雄中岡慎太郎特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で石本純也騎手（6戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた21戦目は、NFC発足記念特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で石本純也騎手（7戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、クロクモに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

6月15日、中2週で迎えた22戦目は、宿毛沖の島特別（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で石本純也騎手（8戦3勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で石本純也騎手（9戦3勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた24戦目は、維新号特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で石本純也騎手（10戦3勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

8月11日、中3週で迎えた25戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で石本純也騎手（11戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で石本純也騎手（12戦3勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

8月31日、連闘で迎えた27戦目は、一般Bロ（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は14戦連続で石本純也騎手（13戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい5着に敗れた。

9月7日、連闘で迎えた28戦目は、一般B3（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で石本純也騎手（14戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のマンボフィーリングに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

10月5日、中3週で迎えた29戦目は、一般B3（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は16戦連続で石本純也騎手（15戦4勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月12日、連闘で迎えた30戦目は、黒潮町らっきょう特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は17戦連続で石本純也騎手（16戦4勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

10月19日、連闘で迎えた31戦目は、道の駅風良里特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は18戦連続で石本純也騎手（17戦4勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のシーフォーアイをアタマ差振り切って6勝目をつかんだ。

11月3日、中1週で迎えた32戦目は、県民の森工石山特別（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で石本純也騎手（18戦5勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

11月9日、連闘で迎えた33戦目は、一般Bロ（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で石本純也騎手（19戦5勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったストロングライデンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月16日、連闘で馬体重を前走から12kg増やして迎えた34戦目は、一般B3（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は21戦連続で石本純也騎手（20戦5勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、ユキノベアハートに交わされて1馬身差の2着となった。

11月30日、中1週で迎えた35戦目は、一般B2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は22戦連続で石本純也騎手（21戦5勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

12月7日、連闘で迎えた36戦目は、一般Aイ Bイ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は23戦連続で石本純也騎手（22戦5勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

12月14日、連闘で迎えた37戦目は、競馬はそのまま!特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は24戦連続で石本純也騎手（23戦5勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

5歳（2014年）

1月1日、中2週で迎えた38戦目は、桂浜坂本龍馬像特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は25戦連続で石本純也騎手（24戦5勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

1月15日、中1週で迎えた39戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、全日本新人王争覇戦第2戦（高知ダート1400m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり6着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた40戦目は、一般Bロ（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は石本純也騎手（25戦5勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。