リトス（2019年生、母カルディア）

リトス（2019年4月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「宝石(ギリシャ語)」。毛色は鹿毛。種牡馬のシルバーステート（当時6歳）と交配したカルディアが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は築紫洋。2022年の橘ステークス(オープン)で3着に入った他、2021年のすずらん賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

6月12日、デビュー戦は亀田温心騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は404kg。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったカイカノキセキに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

6月26日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のブッシュガーデンに3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月17日、中2週で迎えた3戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で亀田温心騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

9月5日、中6週で迎えた4戦目は、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で亀田温心騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

11月14日、中9週で迎えた5戦目は、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で亀田温心騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

12月11日、中3週で迎えた6戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスの黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

3歳（2022年）

1月9日、中3週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラスの朱竹賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り込んで、最後は2着のシゲルファンノユメに1馬身3/4の差をつけて勝利をモノにする

1月29日、中2週で迎えた8戦目は、3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に終わった。

5月8日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの橘ステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

6月11日、中4週で迎えた10戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

7月3日、中2週で迎えた11戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの函館道新スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き8着に終わった。

8月27日、中7週で迎えた12戦目は、C.ホー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの2022ワールドオールスタージョッキーズ第1戦（札幌芝1200m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

10月1日、中4週で迎えた13戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

12月3日、中8週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。

4歳（2023年）

1月15日、中5週で迎えた15戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

4月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの花見山特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

4月23日、中1週で迎えた17戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

6月10日、中6週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は亀田温心騎手（5戦1勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのHTB杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木大輔騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

10月14日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、鷲頭虎太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの飛翼特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月2日、中6週で迎えた21戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで崩れずに走り抜いたが、ピンクマクフィーにクビ差交わされて2着となった。

12月23日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上2勝クラスのキャンドルライト賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入った。

2023年12月27日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。