ヤクモコンドル（2003年生、母ヤクモアサシオ）

ヤクモコンドル（2003年3月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋コンドル」。毛色は鹿毛。種牡馬のロドリゴデトリアーノ（当時14歳）と交配したヤクモアサシオが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道二海郡八雲町、生産者は山崎牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方28戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は2006年の3歳C2。

経歴

デビュー前

加賀武見厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

10月15日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

11月5日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

12月17日、中5週で迎えた3戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では決め手に欠いて16着に終わった。

3歳（2006年）

1月15日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

3月12日、中7週で馬体重を前走から24kg戻して迎えた5戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3・4歳（福山ダート1250m 雨/重）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月21日、連闘で迎えた6戦目は、3・4歳（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月17日、中3週で迎えた7戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、3歳C3（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた8戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、3歳C3（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月8日、連闘で迎えた9戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、3歳C3（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したモエレメダリストを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月20日、中1週で迎えた10戦目は、3歳C3（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したタカノディアスを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月29日、連闘で迎えた11戦目は、3歳C3（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

6月17日、中2週で迎えた12戦目は、3歳C3（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトレジャーバッハを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6月26日、連闘で迎えた13戦目は、3歳C2（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したゼファーマンを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

7月10日、中1週で迎えた14戦目は、3歳C2（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原勲騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた15戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、3歳C2（盛岡ダート1200m 小雨/重）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた16戦目は、3歳C2（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

8月20日、中1週で迎えた17戦目は、3歳C2（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は板垣吉則騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るモエレメダリストを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月3日、中1週で迎えた18戦目は、3歳C1（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は関本淳騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

9月17日、中1週で迎えた19戦目は、3歳C1（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は板垣吉則騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマルターズドッキを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月2日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で板垣吉則騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

10月8日、連闘で迎えた21戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で板垣吉則騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

10月15日、連闘で迎えた22戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で板垣吉則騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

10月22日、連闘で迎えた23戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で板垣吉則騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

10月30日、連闘で迎えた24戦目は、中津川特別（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で板垣吉則騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルヘルシャーをクビ差振り切って優勝

11月5日、連闘で迎えた25戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で板垣吉則騎手（8戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

11月13日、連闘で迎えた26戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は大坪慎騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は板垣吉則騎手（9戦2勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた28戦目は、胆沢川特別（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で板垣吉則騎手（10戦2勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

4歳（2007年）

1月5日、中3週で迎えた29戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた30戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた31戦目は、一般C5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

2月9日、連闘で迎えた32戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。