ウメノハスラー（1985年生、母トモノチカラ）

ウメノハスラー（1985年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスポーツキー（当時13歳）と交配したトモノチカラが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）武田牧場。戦績は、中央平地19戦1勝2着1回、中央障害9戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1988年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

田中朋次郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1988年）

1月6日、デビュー戦は大塚栄三郎騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。馬体重は498kg。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

1月23日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

5月1日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったナイトワンにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

5月14日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るホワイトジョークを鮮烈な末脚でクビ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。

8月6日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上400万下の陸奥湾特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

8月20日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、4歳以上400万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（6戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた9戦目は、津曲浩二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

9月25日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、4歳以上400万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で津曲浩二騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に敗れた。

10月22日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

4歳（1989年）

4月22日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、柴崎勇騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上400万下（新潟ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴崎勇騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた15戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上400万下（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（7戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月1日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上400万下（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（8戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

7月9日、連闘で迎えた18戦目は、5歳以上400万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（9戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた19戦目は、鈴木勇騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木勇騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木勇騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

9月9日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木勇騎手（3戦0勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木勇騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木勇騎手（5戦0勝）。5頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったベルデイアマントから4馬身差の2着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は7戦連続で鈴木勇騎手（6戦0勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で鈴木勇騎手（7戦0勝）。5頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のホクトノオオザに約11馬身の大差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

12月10日、中3週で迎えた27戦目は、障害4歳以上400万下（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は9戦連続で鈴木勇騎手（8戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったオキノトウリュウから1馬身1/4差の2着となった。

5歳（1990年）

1月7日、中3週で迎えた28戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は10戦連続で鈴木勇騎手（9戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。